【第壱巻】
死者の國にて
終極
暗澹に揺らめく
織り成した羽を垂らして
虧月を模した眼が
潺を吊るし
詠う
応答せよ
応答せよ
承諾せよ
承諾せよ
甘い聲に誘われ 乞う
求め合い 交わい 至る
ようこそ
身体は動かず
瞬きすら凍える
ららら
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人殺しは皆
地獄へと堕ちるのよ
ららら
口づけが始まる
枯木と成った鼓動を其は
嬉々として貪り散らかした
五臓六腑 骨 皮
腐った心でさえもしゃぶり回した
【第弐巻】
生者の國にて
囀りに導かれ
輪の向こうを見据える
迷い子達
業病に罹患したまま
終末思想への信仰は伝染していく
泣いているのか
ほら
此方へ
もう恐れるな
一人ではない
仲間は常にいる
さあ 飛び立てよ
寂滅は今日
フォボスを超え
その先へ
檻の向こうにはきっと
素晴らしい世界が待っているはずだ
「生きていたい」を辞めて
明け方にゃ後光証明
振り返る間も無いくらい
急ぎ天に召して
どうか一刻も早く
この一切合切手放して
腸を産み転がして
喰らう縁の首輪
擦り切れていく中で
上映する走馬灯が
かつて描いていた理想
貼りつけて燃やす
そう
これが正しい
これが正しい
これが正しい
選択だと
念仏のように唱え
進め
いざ進め
そこにはきっと
相応しい
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【第零巻】
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影の中で
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