ナナは家に帰ってからも考えていた。
レンは自分が好きなんだと…。
「でも…リント君も私の事が好きって事でいいのかな」
確かに言っていた。
同じものを好きになると。
「…まさかね!」
ナナは勢いよく起き上がると部屋から出る。
「あ、ルカ姉ちゃん」
階段を降りているルカを見つける。
「あら、帰ってきてたの?」
「うん。さっきだけど」
「ただいまくらい言いなさいよ」
「居ないと思って…」
ナナは、あははと笑う。
「とりあえず、お風呂入ってくれば?沸いてるわよ」
「うん」
ナナは未だに考えていた。
「私はどっちを好きになるんだろう」
レンとリント
どちらも良い友達だ。
それ以上考えた事が無かった。
そりゃあ、転入してから一週間しか経っていないし、そんな事考える暇すら無いと言うか…。
「うーん。私の勘違いって事もありえるし」
ナナは勢い良くお湯から出ると、急いで着替える。
「なんか、さっきからドキドキ心臓が煩い」
いきなりレンとリントの事を意識し出す。
「もう、ただの友達としては…見れないよ」
ナナはベッドにダイブする。
「はぁ~」
違う事を考えようとしても二人の事を考えてしまう。
「!!?」
いきなり着信音が流れる。
「レンからメール??」
今日、あの事があったから緊張する。
「よし!」
受信ボックスを開き、内容に目を通す。
『今日はゴメン。俺の事嫌いになった?
俺は本気だ。
ナナの事、本気で好きなんだ。
だから、誰にも取られたくない。
勿論、リントにも。
今から会えないか?
会って話をしたい。』
「レン…」
ドキドキと高鳴っていく。
「私も会いたい・・・」
そして、会うことになった…でも。
「リント君…?」
「よ…ナナちゃん」
扉を開け、外に出るとリントがいた。
「なんで…いるの?」
「さぁ…?ただ嫌な予感がして」
「嫌な予感??」
「そ。今からレンの所に行くんだろ?」
「べ、別に」
リントがナナに近付く。
「!?」
ナナを優しく抱き締める。
「リント君!?」
「ナナちゃん…レンなんかやめて俺にしない?」
「え?」
「レンじゃナナちゃんを幸せに出来ないよ」
ナナはリントを力一杯押す。
「そんなの分からないじゃない!それに、私は誰を選ぶかなんて分かんないよ」
「あ、ナナちゃん!?」
ナナはその場から走り去った。
着いた場所はレンと待ち合わせしている公園。
「レン君!」
「ナナ!?…どうした?」
「なんでもない…」
レンに抱きつく。
いつもと様子が違うナナを優しく抱き締め、頭を撫でる。
「なんかあった?」
「ううん」
「リントだろ?」
「え?」
「アイツがする事くらい分かるさ」
レンは軽く口付けをする。
触れるか触れないかの。
「俺はアイツ以上に本気だから」
それだけは忘れないで
そう言って立ち去る。
「…レン君」
「あれ?福井ちゃん?」
「クオ君」
「こんな時間にどうしたの」
「んー…散歩?」
「そう…?家まで送ろうか?」
「大丈夫だよ。じゃ、おやすみ」
「え?あ…あぁ、おやすみ」
ナナは走り去る。
「ただいま」
「お帰り。お目当ての子とは会えた?」
「へ?」
「あんたの事くらい分かってんのよ」
「私の事って」
「好きな子出来たんでしょ??」
「えぇ!?」
「良い事じゃない!」
「はぁ…?」
ルカは笑顔でナナの肩をポンポンと叩く。
(お姉ちゃんの事やっぱり分かんないや)
姉の考えが分からないナナであった。
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