・・・夏になるといいよね。
特に女子の水着姿が
「レンさん鼻血がでてますよ?」
水着姿のリンがプールサイドに座っている僕に声を掛けてきた。
僕は、プールは泳ぐものではなく見るものとして認識しているから毎回プールは見学
「だったら見てないでティッシュくれたっていいでしょ」
リンは面白い、いつでも無表情でいつでも敬語。
後輩みたい・・・
「では先生に言ってきますね。それでいいですか?」
リンはぺたぺたと濡れた足でプールサイドを早歩きで行く
に、しても鼻血いつになったら止まるんだろう。
結局、僕はリンの着替えが終わるのを待ち天国(プール)から下界(保健室)につれていかれたのでした
「どうして鼻血が出たのかとっても気になります。教えてもらえませんか?」
リンは僕の隣に座り僕の顔をのぞく。
僕はというと上を向いて鼻をおさえてる
「あぁ、つるぺたな君には関係ない──ってどうして殴る体制に入っているのかな?その拳、僕に向いてるよね?」
「はい、つるぺたという言葉でプチンときました」
僕に向かっている拳は下ろされた。もちろん僕に向かって下ろした・・・
保健室の先生は、あれ?何か怪我増えた?と笑って言われた
結局【鼻にティッシュ+頬に保冷ざい】をつけて教室に戻った。
友達からは傷がおおくなったねぇと言われる
家に帰ってからは宿題をやり、終わるとギャルゲをやりながらエロ漫画。
「そういえば、今度僕の誕生日だったな。何にしようかな、やはりここはR-15のゲームを買って貰おうか」
気づけばゲーム機の電池が底をつきようとしていた。当たり前だ、今日ゲームを始めてから3時間経過+昨日12時間ゲームをやった+5年間使っていて電池の消耗が早い=24時間分やればすぐ切れる
式で表せばザっとこんな物だろう。
■■のみぞ知る世界みたくギャルゲ界の神とはではいかないけどもギャルゲにはまっている。
攻略方も覚え始めた。そこまでいったらやり過ぎか?
「充電器は・・・あれ?何処だ?充電器何処?あれぇ」
本棚に入っている大量の漫画を床に投げ隅から隅まで探す。
ゲームしか入っていなく1段しかない縦が本サイズ。奥行きはかなり広い引き出しを開け、ようやくみっかる。
「さぁ充電をしよう──はっ?あれ?何で電源落ちているのかな?」
画面は真っ暗。何を押しても反応しない、電源も入れられない。
「もしや、間に合わなかった!?あぁ、せっかくクリアしたのに・・・」
その場で体が足から崩れる。
「あっ痛っ!」
崩れる際に散らかした漫画の紙で脹脛(ふくらはぎ)を切った。
血は微量であったが、痛かった・・・
結局本を片付けて寝たのは12時。いつもより1時間遅い就寝だ
「むふふふふふ」
あぁ、そのまんま・・・そうそうそんな感じ。
「っは!」
せっかく■■■な夢を見てたのに
「やべっ!7:30かよ、いつもの甘いイベントの時間に誤差がでる・・・ということは相手を待たせてしまい、甘いイベントも苦いものとしかならい!!」
急いでご飯を食べ制服に着替える。8時5分前・・・いつも8:00に迎えにくるからいいんだけど
「レンさん、今日は少し余裕をもって仕度が済みましたね」
靴を履こうとする僕の後ろに立ち話してきたのは、リン。
言い忘れていたがリンは一応、僕の双子の妹だ
妹って言っても、他称。
というのは、どっちが先に生まれたか【?】だからだ。
親は、僕たち双子を施設に預け姿を消した・・・
今は引き取ってくれたMEIKOさんにお世話になり過ごしている
「ははは!いつもは支度が終わるのが1分前だからね」
タイミングよく、インターホンの音が聞こえ僕は嬉しそうに外へ出て行く。
さようなら!妹よ!!
こんにちは!ツインテールの妖精さん
「レン君!おはよう」
鈴のような声に癒されてます・・・。
髪の色がグリーンで薄水色の可愛い瞳
制服からは、ラベンダーのいいにおいがする
「おはよう、初音!」
「ミクって呼んでほしいな」
初音ミクは、にぱっと笑う。
「あ。ミ、ミク・・・」
女子をしたの名前で呼ぶのは慣れていない、というより呼んだことが無い。
「うれしー!男子でミクって呼んでくれたのはレン君だけだよ!」
「・・・レンさんは、一種の変態ですね。人生もう一回やりなおしてきてはいかがでしょうか?」
っ!!
「何で隣に・・・」
僕の隣には制服を着たリンが立っていた。
「レンさんがドアの前でずぅーっと話し込んでいたので私はその間に着替えたのです」
「二人って双子さんだよね?面白いね先輩と後輩みたいだね!」
「ミクさんまでもですか・・・私のことを後輩みたいというのは」
するとリンは僕の腕を引っ張り早足で学校へ向かう
ミクは、何で早足になってるの?と聞きながらもついていった。
「レンさんは少し、女の怖さを知ってもらわないと困りますね。モーツアルトは愛しの奥さんに毒殺されたらしいじゃないですか」
「って、そういう情報どこで手に入るの?そして何で襟元つかんでそのまんま首を絞めようとしているわけ?」
「リンちゃんってやっぱり面白いね!」
ミクはゲラゲラ笑っている・・・あの、笑う暇あったら僕の首を絞めているリンの手を離させようと説得してください。
「あれ?何だろう、人だかりが出来てる・・・」
学校の正門をくぐったとこで、たくさんの人がいた。
「あ!変態じゃねぇーか!何だ?朝っぱらからハーレム状態か?」
同じクラスのカイトがニヤニヤした笑いをとる。
「あのさ、この人だかりは何?」
「無視かよ!まぁ、いいや。この人だかりか?今日転入してくる生徒だよ、すっごいめちゃくちゃ可愛いんだよ。でもその子言い方が強いっていうか・・・まぁそんな感じの子でさ。今、何か告白列ができてるって訳さ」
何やら人だかりの向こうでは男子の泣き声が聞こえてくる。
内容を聞くと、それはすさまじかった
「俺と付き合ってくれ!」
「何で付き合わなくちゃいけないの?それとも何?私のことを馬鹿にしてるの?そこまで私は幼稚じゃないわ。もっというと、働きありなみなのよ貴方の告白は。貴方と私は価値がつりあわないわ。」
告白した側は、顔が真っ白になりうわーん!と泣き叫びながら下駄箱へ走っていった。
「まったく、どうしてこう男子って泣き虫なのかしら?面倒くさい。花束もって、赤いじゅうたん引いて欲しい物を買ってくれるやさしい人じゃないと私は振り向かないわ」
謎の転入生は、周りの男子に聞こえるようにわざと大きい声で言った。
「あの子、誰?」
「俺のノートによるとだな・・・1年5組のグミというらしい。外国人だよ」
「はぁ・・・レンさんと同じクラスじゃないですか、先が思いやられます」
カイトは、まぁそうだな。と笑いながら言った。
「ねぇねぇ!レン君、もう行かないと時間が・・・」
「あ!やべっ!急ごう」
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R
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なんかいつもつまんなそうだし
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そして、目を開ける。
メ「起きないと。」
そう言いながら、もう一度眠ろうと閉じようとするまぶた。
メ「ダメダメ。このままじゃ、寝ちゃうわ。」
慌てて起き上がり、背伸びをする。
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那薇
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