遠く街灯が痛い 夜の街を歩く
誰もいない 月は透明
「そんな夜 ある時突然UFOがやって来て 私を連れ去って
遠く知らない場所で ただ殺されてしまう」

そんな妄想をしている この手には何もない
夢見るように 夜を歩く 何も起こらない
太陽から逃げ出して 深い闇を待ちわびて

気づけば膨らんだ頭が痛い 痛い 痛い!
何も無い世界が嫌いと言って! 社会が嫌いと言って!
隙間に生えた希望もすぐに踏まれてしまう
世界が悪いと言って! 滅べと叫んで!
この声も消えてしまう 朝が生き返る


闇に沈む街を一人 空気を食べ歩く
誰もいない 月は透明
「そんな夜 ある時目の前に神様が現れて 願いを叶えて
私はスーパーヒーローになって この世界を救う」

そんな妄想をしている 野良猫が嗤っている 
待ちわびるように 夜を歩く 何も起こらない
朝日が刺して来る前に 浮かぶ星になりたい

気づけば膨らんだ体が憎い 憎い 憎い!
無駄にした酸素が指差して 浅い空洞を嘲笑って
救われたはずの夢もすぐに潰されてしまう
誰かが悪いと言って 帰る声は聞こえなくて
全部分かっている 後悔だけが増える


愛も全然分からない 噓つきばかりで困ってしまうわ
魔法が解ける前に迎えに来て 夢の国へ連れていって
誰もが羨むシンデレラになって 花散る世界を詠んで

そんな、空想。
偽物の幸せで、私は生きている


気づけば膨らんだ世界はこんなに輝いているのに
中身は空洞な虚しい頭が 体が蠢いている
耐えられないくらい醜い姿が 嫌い 嫌い 嫌いなんだよ!
誰か救ってなんて 悲しいばかりの声は消えていく
手に負えない箱庭を手土産に 私も消えるの
何も無かった それが私の畢生
何も生まなかった 私の希望

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

vanish 【作曲者様募集】

作曲して頂ける方いましたら、よろしくお願いいたします。

特に終盤はあまりリズムを考えずに書いてしまいましたので、細かな表現の変更などありましたら遠慮なくコメントしていただければと思います。

閲覧数:83

投稿日:2024/05/18 05:28:36

文字数:739文字

カテゴリ:歌詞

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