刻は終いで 影の方
柔く消えて 憶を成し

路を踏んで 鳥の報
繋ぐ二人 声は無く


惜しむ様に ひたひたと
風に往かれ 赤らめる

愛しむ様に つらつらと
内で念い 声にする



時に其れは 陰の方
ひしと訊けず 綾を成し

路は逸れて 虫の報
繋ぐ人の 熱は無く


薙げる様に はらはらと
露に抱かれ 赤らめる

凪げる様に ただただと
内で念い 声にする



まるで知らず 君の方
静か逝きて 嘘を為し

路を結び 夢の報
繋ぐ人の 声は無く


惜しむ様に しんしんと
淋し手々を 温める

愛しむ様に せつせつと
ついに念い 声になる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

凛々し君詩

彼は愛する人のため、病を隠し嘘をつく。そんな悲恋歌。

終いで→ついで  報→ほう  往かれ→ゆかれ

愛しむ→おしむ  念い→おもい

綾→あや     薙げる→なげる


読み方色々めんどくさくて申し訳ないです…

閲覧数:153

投稿日:2011/01/31 03:09:31

文字数:276文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • uya85

    uya85

    ご意見・ご感想

    奥ゆかしくて切ない詩ですね(*´Д`*)素敵です。

    2011/02/03 16:47:31

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