真っ暗闇で 独り 叫ぶ
声にならない声 張り上げて
嗚咽を混じらせ
咽び泣く

瞼を閉じても 開いても
其処に在るのは同じ闇
暗くて 黒くて 優しく 冷たい
ひたすら見つめる僕の心は
ただただ ニヒリスティックなものに

赤さを増した瞳に映る
真っ青な空は 歪んで消えて
代わりに映り込んだのは
艶やかに 無音な 空虚な夜空
僕を溶かして 消してゆく

見つめ返した 君の瞳に
同じ孤独は 映らない
棄てた筈の 痛い過去を映し出す
自我を刻んで 世界を欺いて
欺瞞に満ちた 眼前の黒
止まない耳鳴り 偏頭痛
涸れた涙は 失った感情を
流した赤は 殺した感情を

総てを崩して ただただ笑って

自らをも失って 空虚に笑う

僕は 生き死ぬ 絶望ダイバー

 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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黒艶やかに、絶望ダイバー、鮮やかに

一冬の引き籠り時代の一品。

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投稿日:2008/12/09 19:34:39

文字数:332文字

カテゴリ:歌詞

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