8月30日、土曜日。
この一週間、家にいるよりリリィの家にいる率が高い気がする。
その訳とは...。


「ミクー、ホント写させてよー」
「それはダメ」

この困ったちゃんの幼馴染みに、宿題を急ピッチで終わらせるよう手伝っているからだ。


事の始まりは先週の日曜。
家が隣ということもあって、よくリリィ家の声は聞こえていた。
しかも換気のために窓を開けていたこともあって、隣から怒鳴り声が聞こえて...。

「明日の誕生日パーティーは取り止め!!!」
「そんなー!!!オムライスは!?」
「ないに決まってるでしょ!!!」

そこで私が助け船を出し、その場でリリ母の怒りは一旦収めることに成功した。
そして、現在に至る...みたいな。


「リリィ、今日中に宿題終われば明日私の家でパーティーらしいから」
「...ミクのでしょ?」
「ううん、おばさんとも協力して、リリィのもやってくれるって」

そう言うとリリィは、目を輝かせた。
彼女は普段大人っぽい癖に、こういう時は反応が子供で、なんというか...可愛い。
もうほんとに可愛い。餌付けしたい。
まあ「オムライスある?」「あるよー」の会話の時点で十分餌付けしてるけど。

「はぁー今年はないと思ってたのに...持つべきものは親友だね!!」
「う、うん...というか宿題終わったらだからね!!」
「分かってるってー大丈夫!!」

本当に大丈夫か?
リリィの為だったら、泊りがけでも終わらせる手伝いはするけど。
でも.........親友、か。
そう言うことに抵抗がないリリィが、羨ましい。
同時に、私を親友だと認めてくれてるのが何より嬉しい。
この距離でいられることが、嬉しい。


そんなこと考えてることなど露知らずという感じで、リリィはパーティーに何が出るかなーと楽しい妄想をしている。
本当に、この子はお気楽で、明るくて、可愛くて。
そんなリリィが大好き。

「ほーら、そんなこと言ってる暇あったら手を動かす!!」
「はーい、ミクせんせー」

でも、今はリリィの手伝いに集中しよう。
そうすれば、余計なことは考えずに済むから。




「...で、あとどれだけなの?」
「英語10ページと、数学5ページ...かな?」
「うん、パーティーは諦めようか」
「そんな!?!?」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

宿題から逃れられない【ミク・Lily誕】

ついさっきまでリアルリリィ状態でしたすぅです。
あとはなんか内職仕事のようなものが少しだけだと思いたいです((

とりあえずリリィちゃん可愛いです。
ミクリリ可愛いです←
私はとりあえずリリィちゃんの可愛さを(ry
でも祝うのを取り止めにされたという←

そしてなんかミクさんのキャラが行方不明です。掴みきれないんです御容赦下さい...。

それでは。

閲覧数:108

投稿日:2014/08/31 18:56:33

文字数:963文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • ゆるりー

    ゆるりー

    その他

    大丈夫です、私も宿題終わってませんから←
    オムライスにつられる、可愛いですねw
    私もオムライス好きです(`・ω・´)

    結局リリィちゃん達は宿題終わったのだろうか…

    2014/08/31 19:58:00

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