アイコンは桃城雫さんに描いて頂きました。 Lilyさんに恋をして早5年。 いろんなところに浮気しています。 下手の横好き。 物語もイラストもカバーもトクロも嗜む程度に。 では。 twitter:lily_suu528
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「…大好きだよ、また来世」
そうして、この宇宙は救われた。
中心にいるのは、ある惑星の救世主であり、結果的に宇宙をも救った勇敢な少女。その青い目から涙を流す姿は、まるで絵画のように綺麗だった。
一一一これはとある少女の話。
世界を救った勇敢な少女の話。
恋を知ったばかりの少女の話。
人は...プロローグ
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海を眺めている。
青くて、大きくて、広い海。
見ているとちっぽけな自分がどうでもいいように思えて、壮大な青の中に入りたいな、なんて考える。
「…さて、帰ろうかな」
その呟きは、誰にも届かず風が攫った。
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そうだ、海に行きたい。思いついたのは早めのバスタイムを終えてリビングでアイスを食...瑠璃色に入りたくて、夏。【Lily誕生祭2020】
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『キヨテルおめでとう~』
「せめて直で言ってくれませんかね?」
今日は師走4日目。つまり僕の誕生日。
氷山キヨテルとしては発売から10周年らしく、ネット上ではそこそこ賑わっているらしい。かく言う僕らのマスターもそのお祝いに参加するらしいけど、それより家にいる僕を祝ってくれ。
日が変わって本当に...特別ではないけれど【キヨリリ】
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7th Birthday!
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「すぅー、髪といてー」
「リリちゃん待ってて〜」
今日は久しぶりに暇ができたので、ちびリリちゃんとお出かけです。どうしようかなあ、本屋もいいけどカフェ開拓にも行きたいし、あ、でもリリちゃん出してもいいような場所にしないとな……。そんなことを考えながら今日着る服を考える。
因みにリリちゃんの服は頑...リリちゃんとおしゃれ【かなりあ荘】
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「今から言うことは、全部がホントのことだから」
寂れたビルの屋上で、親友は私の隣で呟いた。私は彼女の顔を見つめたが、彼女は空の雲を数えるように、遠くを眺めている。
それから言うことは出鱈目ばかり。確かに彼女はひねくれ者だけど、いくら何でも砂糖はしょっぱくて塩が甘いなんて、冗談も甚だしいんじゃない...【自己解釈】eight hundred【キヨリリ】
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朝の満員電車は辛い。
今は冬だからまだいいけど、夏なんかもう最悪。今だってマフラーをしてる首あたりが汗ばんでるし。
でも最近はもっと嫌いだ。その理由は…。
背後からハアハアと荒い鼻息、そして腰からお尻にかけての違和感。
これは多分、痴漢だと思う。がっつり撫でてきてるし、正直気持ち悪い。
最初は手の甲...電車【学園ユキ】
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こんにちはリリィさん!
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リハビリトークロイド
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『先輩!!お誕生日おめでとうございますうううううう!!!!』
「…あ、ありがとらなちゃん」
『これっ!!!!受け取ってください!!!!』
そう言って手渡されたのは、無記名の婚姻届。
「いや、気持ちは嬉しいんだけど…」
『嬉しいんですか!?』
「でもごめんね、気持ちだけ受け取るよ」
『そんなぁ…で、で...【ついったまとめ】プレゼント【Lily誕前編】
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入学して早3ヶ月。
教科が2桁を記録した期末考査も終わり、9月の学校祭に向けて段々とクラスの士気が上がる頃なんじゃないかと勝手に思っている。
それはさておき、今私は何時もの2人と何時ものようにお弁当を食べている。
今日のお弁当はだし巻き卵が入っている。私は甘い方が好みだが、母は父のも作っているので一...お昼休みの告白【学園らな+α】
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父は科学者だった。
世界的地位を持っている天才科学者の娘として、私も鼻が高かった。
あの時までは───
───父が不在の時に届いた一通の手紙。
内緒で手紙の封を開けると、1枚の紙にこんなことが書いてあった。
─お世話型アンドロイド«YURI»の開発について─
─実験体・暮野百合─
そこにはしっかりと...Mermaloid…裏…
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ターンドッグさんへ:五版
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キヨテル先生が熱を出した。
普段俺らは風邪を引くことがないし、すぅもほぼ健康体だから熱を出す人はこの家ではあまり見ない。
それでもって、先生は健康に人一倍気を使う人だし、教員として当然の心得だと言っていたのを聞いたことがある。
昨日は何ともなかったはずだから、夜のうちに何かあったのだろうか。
......【すぅ家】レン君と奇妙な1日:前編
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君は、大人しい子だった。
仲のいい子もいない、孤立しているけど嫌われてもいない。
不思議な雰囲気を纏った君に、僕は―――
―――不慮の事故だった。
ドライバーがハンドルの操作を間違えたがために起きた一瞬の出来事。
その一瞬で、君の時間は止まってしまった。
同時に、僕の時間も止まったままだった。
数年...Mermaloid…表…
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私は、愛を知らなかった。
誰も教えてくれなかった。
誰も与えてくれなかった。
与える人も、いなかった。
お人形が好きだとか。
人参が美味しいとか。
そういうのとは違う。
嘗てはそんな事すら。
知らない無知な少女。
だけど、貴方が教えてくれた。...愛【ルカ誕】