いつか見ていたその背中を
追いかけていた時は
ただ隣に並びたくて
ただ相応しい自分になれたらと
思い願っていたけれど
憧れは憧れのまま
憧れのまま 君はいなくなった
追いかけた景色を
そこかしこに見ては
まだ溺れていたい夢うつつ
水面に映る月影の中
触れた指先
波紋に揺れる
在りし日の思い出

別れの言葉も告げられない
目覚めた朝の後味の悪さ
後悔を何度も経験したつもりでも
その度に立ち直ったと思ってても
やっぱり寂しさだけは
いつまでも慣れないね




いつも見ていたその横顔
遠くを眺めていた
視線の先を知りたくて
共感できる自分になりたくて
声掛けてはふざけあった
いつかそれが恋だと知る
恋だと知って 全てを思い出す
日の沈む街並み
立ち上がる影さえ
伸びる方向は同じなのに
鏡面に映る逆光の中
伸びたその腕
包まれてゆく
在りし日の思い出

別れの言葉を言わせて欲しい
迎えた夜の星空を見上げ
再会を何度か望んだりもしたけれど
その度に変わらぬ運命を呪っても
それでもこの瞬間(とき)だけは
君のそばにいさせて




在りし日の思い出は
終わりを知らない 
褪せることも知らない
たとえ世界から消えゆくとしても
たとえ世界線が変わったとしても
何度でも会いに行く 君に

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在りし日の思い出

ループする世界。
実りきれない恋。
それでも思い出を頼りに、君に会いにいく。

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投稿日:2021/08/25 17:49:07

文字数:543文字

カテゴリ:歌詞

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