暗いそんな部屋から君を連れ出した
青くどこまでも続く空の中に
真っ白な飛行機雲を引きながら
青い青い大空へ君の手を取りながら
まだ先がある青空の彼方へ
銀翼をひるがえし背面飛行を繰り返し
君を乗せてどこまでも…
暗い部屋のテレビの中で君は自由に舞っていた
いつも笑顔でいつも楽しそうに
そんな姿に憧れているけれど
この狭い部屋から出れないままで
勇気と恐怖の狭間で揺れる幼い心は
いつまでたっても前に進めない
憧れを追い求め僕はいつか…
「じゃあ、私が連れ出してあげるね」
いつも通りに笑う君が
僕の手をとり飛び出した どこまでも続く群青の空に
丘を越え山を越えてまだ見ぬ世界に飛んでいく
入道雲をこえて空の向こうへ
勇気を出して光の指す方へ
飛び出した空の上で舞い踊る銀翼
後ろの君は何処か不安で
仕方ないから私が笑う
操縦桿を握りしめ不安を断ち切るように
風を切り進む飛行機 一筋の線を残して
「君はどうして笑えるの?」
そんな疑問に私は笑顔で答えを返す
「君がいるからだよ」って
だから私は操縦桿を押し込んで
星に向かって飛んでいく
そこにはきっと綺麗な世界が待っているから
綺麗な世界が無くたって君と居れればそれで良いんだ
どこまでも続く空の向こうで
何もできなくて
傷つく事を恐れてた
幼く儚い自分の夢が
崩れて行くのが怖たったんだ
何も見ずに、何も聞かずに、何も言わずに
「でも空はこんなにも青いよ」
知らなかった空の青さを
知らなかった空の広さを
知らなかった君の笑顔を
知りたかった君の全てを
だから僕は飛び出すんだ青く広がる空の上に
君とならどこまでも飛べる気がした
私と一緒に世界の果てまで
どこまでだって連れてってあげるね
君の望む、私の望む世界の果てまで
久しぶりにでた家の前で
君はいつも通り笑っていて
「おかえり」って僕の手を握ってくれた
あの空に連れ出した時と同じように…
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