目を覚ます

暗いとこ 赤黒いした 白いえだ

歩き出す

赤いとこ 赤いとこ 白いとこ

分かっているのは一つだけ 自分(ぼく)の存在理由(生きる意味)だけ

音のないこの家だけど

黒いお皿を叩けば ほら カタカタ歌い出す

調子はずれの円舞曲(ロンド) 歌い方を知らぬ哀れな人形(ロイド)

さみしくもかなしくもないよ きっとこれが幸せなんだ

だってここにはぼくが居るから



扉を開ける

暗い部屋 黒い床 白い少女

歩みだす

灰色の髪飾り(ヴェール) 白いドレス 手を取る少年

僕と一緒におどろうよ 僕と一緒は初めてなんだ!

音の無いこの家だけど

白いガラスを覗けば 初めての三日月がこっちを見てる

鼓動(リズム)のずれた二人のワルツ 何も知らぬ可笑しな繰り人形(ドール)

絵本で読んだんだ きっとこれが恋なんだ

だってここには君が居るから



くるくる廻る

少しずつ沈んでゆく 

君が笑ってくれないから・・・

昨日まではそれでかまわなかったのに・・・




零れ落ちた赤い箱 ドレスのポケットの秘密(かくしごと)

約束の思い出(きおく)を詰めた音色箱(オルゴール)



溢れ出す少女の旋律(カノン) 音を求め続けた小さな機械(ドール)

僕は初めて知ったんだ そうだこれが「自分の存在理由」(ぼくのハーモニー)



歌いたい 歌いたい

君に聞かせたいんだ この詩を

なのに分からないよ 歌い方が

悲しい 悲しい 辛いよ

叫べないこの思いが喉を裂いて飛び出せばいい



溢れ出す少年の感情(ストーリー) 目覚め始めた悲しい人形(ロイド)

絵本で読んだんだ きっとこれが恋なんだ

だからいつか君に―――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

三日月絵本

1作目のレン用の物語音楽です。イメージはジャズチックな古びた感じ。
他のキャラの分も作って連作にするつもりなので、伏線をつっこみ過ぎて、この詩だけでは内容が掴みづらいかもしれません・・・。

閲覧数:352

投稿日:2009/09/30 17:43:02

文字数:731文字

カテゴリ:歌詞

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