「舞う桜」


泪 風に散り 再び歩き出す
そこはかとなく白い花びらが別れを告げた

色めき立つ街を背に揺蕩う想い持て余し
朝焼けに染まる空も泡沫に

桜吹雪が舞い上がり 舞い落ちてまた春が来る
夢と現の狭間に一人 消え行くように

いつしか移ろった 思い出が薫る
懐かしき情景に ひとひらの面影 はらり

仄かに咲く陽炎を 刹那の影に映し出す
目まぐるしく変わる 時を傍らに

桜吹雪が舞い上がり 舞い落ちてまた春が来る
夢見月に一人唄う あの日の憧憬を

嗚呼、また思い出す 忘れじの言葉
嗚呼、この手を空にかざして

桜咲誇り散り果てて 新しい季節が巡る
凛としてその花は舞う

桜吹雪が舞い上がり 舞い落ちてまた春が来る
夢と現の狭間に一人 嗚呼、消え行く

月灯りが照らし出したこの旅路に
舞い上がり 舞い落ちる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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舞う桜

閲覧数:184

投稿日:2012/02/21 15:56:46

文字数:361文字

カテゴリ:歌詞

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