墓に咲く一輪の花
赤く咲くもろい花
愛した腕に首を落とされた
彼に捧げている

君と未来(さき)を見るために
彼は逝くべきだったけど
現世(うつせ)の終わりを派手に散ってゆく
笑顔が忘れられない

しあわせになれるものならば
踏み越えて行くがいい
夏を越え冬を凌ぐ
それが男だからな

君の顔に舞う茜
一瞬の修羅を見た
生き急ぐ影光に熔け行く
狂い咲く桜のような

彼を黄泉へ見送ったゆえ
君は幸せそうなれど
現世の続きを二人生きてゆける
とまでは信じられない

しあわせになれるものなのか
わからなくても行くがいい
春に愛し秋に別れる
それが運命(さだめ)なのかも

しあわせになれるものならば
前だけに行くがいい
春夏秋冬移ろい行く
それが命だからな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

冬椿~二輪雄花物語

閲覧数:192

投稿日:2010/11/28 20:18:26

文字数:327文字

カテゴリ:歌詞

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