KAITOの種28(亜種注意)

投稿日:2009/12/18 21:50:42 | 文字数:1,141文字 | 閲覧数:126 | カテゴリ:小説

ライセンス:

今年は暖冬ですね。
一昨年はもっと寒かった…。
今月は頑張ってさくさく書きますね!



モモイト君は雪好きかな?
http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=f87dbd4232bb0160e0ecdc6345bbf786&guid=on

前のページへ
1
/1
次のページへ
TEXT
 

寒い日が続いている。
雪が降るとか、身を切るような寒さでは決してないのだが、それでも寒い。
年々暖かくなっているとはいえ、前後の季節に比べるとやはり寒い。
要するに、家から出たくない。
外の気温は辛うじて日中十度を越えるぐらいだ。そんな寒い所にわざわざ行きたくない。
そう自分では思っているのに、外に出たいと騒ぐ奴がいる。

「みみっみー!」

嫌だ。
騒ぐコウを一蹴して肩掛けを頭から被る。肩掛けといえども馬鹿に出来ない。暖かい。今はこうやって引きこもりたい気分なのだ。外になんか出たくない。
しかしコウは騒ぐ。泣く、いや鳴く。
なんでそんな外に出たいんだコイツは。モカと遊んでいればいいだろう。
コウを無視してぬくぬくしていると情けなさそうな声が届いた。
見るとどこと無く気落ちした様な雰囲気で、コウが座り込んでいた。

「みー……」

呟く姿は、駄々をこねる普段からは考えられないものだ。
…どうした。
思わず心配になり尋ねると、少し離れた所にいたモカが寄ってきた。
小さな声で話しかけてくる。

「……………雪…」

…雪?

「……雪が、見たい………って…」

なんでまた、雪なのだろう。
最近、特に雪の話しをしたわけではないし、当然ながら降ってもいない。
何か、コウの琴線に触れるものがあっただろうか。
哀愁漂う姿を見て一つ息をつく。腕を伸ばして頭を撫でると僅かに顔を下げた。
コウ。
呼びかける。コウはしゅんとしながらこちらを向いた。
なんで雪が見たいんだ?
視線を合わせ、聞くと小さくみーと返ってきた。それをモカが訳してくれる。

「………………何かがあるわけじゃ、ないけど……見たいと思った…………そうです………」

見たいと思った、ねぇ…。
確かに無償に何か見たくなったりしたくなったりすることはある。そう思ってもどうしようもない事は諦めるしかない。大人になるにつれ仕方がないと思うようになってきたが、コウにそうしろというのは酷かもしれない。
かといって雪が見たいと言われても、どうしようもない。
……悪いがコウ、諦めてくれ。

「……………み!」

僅かに考えたコウはいつものように元気に返事した。
もっと駄々をこねるかと思っていたので、少々驚いた。
モカが励ますようにコウの頭を撫でる。えっへんとコウが胸を張った。
…いつの間にか、成長していたんだな。
ただ普通の日々を過ごしていたはずなのに大人に近づいていたらしい。気づかないもんなんだな。
何となく嬉しくなり、肩掛けを降ろして立ち上がる。
アイス食べようか、二人とも。

「みっみみみ!」

跳びはねるコウと頷くモカ。
二人を肩にのせ冷蔵庫に向かう。
何となく、今日は贅沢をさせてもいいかと思うのだった。

自分の辞書には「自重」とか「遠慮」などの言葉が欠けている様です。


素敵なアイコン画像を予感子様からいただきました。
兄さん必死です。
ありがとうございましたー。



・思い出とオルゴール後書き
ここまで閲覧いただき、ありがとうございます。
何故ここに書いたかといいますと、あの場に余計な文を書きたくなかったのです。雰囲気を大事にしていたので、それを壊すことはしたくありませんでした。…まぁ壊れる程雰囲気が出ていたかわかりませんが。

このお話は所謂死ネタというものです。文をぼかしていますが、最後は二人とも亡くなっています。
始まりで作者である自分が「KAITOと種KAITOの違いを追求した一つの結果」と言いました。まさにその結果がこの終わり方です。
種KAITOは生きている。KAITOは生きていない。これがこのお話の大前提です。
だから種KAITOはマスターが死んだ後、天国まで追いかける事が出来るのです。

KAITOの亜種というからにはKAITOに似ている部分、KAITOと違う部分、両方ある筈だと思っていました。アイスが好きなところ、顔が似ているところ、マフラーをしているところ。皆似ています。
では違いは?と考えた時に先に述べたあの考えが出てきました。性格に関しては元が性格あるものではなく、それこそ好きな性格を創造出来るので省きました。うちの子設定とかありますしね。
そのほかにも違いはあると思います。成長すれば大きくなりますし。

自分の中で種KAITOは死ぬと霧散します。アイスから生まれたので最後は溶けてなくなるのでは、と思ったのです。
そしてもう一つ、マスターが死んだら種KAITOも死んでしまいます。
…この設定については「KAITOの種シリーズ」でいずれ出そうと思っています。

長々書きました。すみませんお喋りで。
いずれ修正して投稿し直そうと思っています。自分にとって大切なお話なので完璧にしたいのです(笑)
タグ、コメントありがとうございました。
特にタグは思い入れのある話なのでいい話と言われて嬉しかったです。…最後、ああなってしまいましたが、いい話だと思っていただければ幸いです。
まだまだ語りたいことはありますが、そろそろ失礼致します。
次はいつもの通り書きたいです。それからもうすぐチャラい種KAITOことモノの話を書きたいですね。…挑戦状の締切が迫っています(笑)

ここまで読んで下さって、ありがとうございました!

もっと見る

作品へのコメント0

ピアプロにログインして作品にコメントをしましょう!

新規登録|ログイン

オススメ作品10/20

もっと見る

▲TOP