止まりきった時間を
集めて濾す作業
電池残量不足
この機体(カラダ)ももうすぐ

星の叫んだあの夜に
あらゆる音が壊れた
廃墟と化したこの地を
最後はせめて守ろう

焼き付けろ　その眼(まなこ)に
治るのことない傷口を
信じることさえ許されないなら
武器でも手にして抗おう

さあ立ち上がれ　進み出せ
かつての夢を携えて
旧都市リースに二度と来ない春
風の音だけが響く街

恐怖が希望を凌駕し　
全て死んだ日曜日
最後の少女のメッセージ
「この街が好きだった」

旧都市を焼き払う
見捨てるような計画は
信じられないし許させないから
錆びついた我が身奮おう

さあ火を灯せ　前を向け
かつての住居を背に向けて
旧都市リースの最後の二月も
太陽だけは止まらない

焼き尽くせ　その肉体(カラダ)に
治ることのない傷口を
信じることなど許させはしない
人間の敵にだってなろう

さあ武器構え　立ち向かえ
記憶の中の君のため
旧都市リースと止まらない涙
色褪せぬ約束を胸に

ただ前を向け
絶望を唄え
夜が明けるまで
ただ前を向け