いつも…
僕の目の前にはキミが居た。

離れ離れだった時間は、
もう取り戻せない。

だから、
その時間を忘れてしまうくらい、
たくさん思い出を作るつもりだった…。

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キミは、周りから
暴君王女、と呼ばれている。

だけど、
本当は純粋な女の子なんだよね。

純粋な女の子に、
要らない“力”が付いたから、
そんな風に見えるだけ。

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“カノジョを殺せ”

そう命令したキミを、
民衆どもはアクノムスメ、と呼ぶ。

でも、本当に殺したのは…僕。

それに、キミは本気じゃなかった。

だって、僕が赤い姿で帰った時、
とても悲しそうに笑ってたよね。

呼鳴…
民衆どもはなぜ、
僕をアクノメシツカイ、と呼ばず、
キミをアクノムスメ、と呼ぶのか。

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ーーー

青い空。
白い雲。
輝く太陽。

呼鳴…
あんなに絢爛豪華な調度品に
囲まれていたキミが、今、
僕の目の前では、
ボロボロの布っきれを被る、
貧乏な少女になっている。

民衆ども、
…いや、愚民どもは、ワタシを
アクノムスメと呼ぶ。
罵声をなげる。

全く…
ワタシとキミは全然違う。

なのに見分けられないなんて…
やっぱり、愚民どもは
雑草として生きていくしかないな。

ーーーゴ~ンゴ~ンゴ~ン

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1人牢屋で・・・


・・・何を思う

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『悪ノ娘』の歌詞内にある
“その人は 1人牢屋で何を思う”
から、何を思ってるか想像♪

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投稿日:2011/07/09 21:53:37

文字数:581文字

カテゴリ:小説

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