いつも…
僕の目の前にはキミが居た。

離れ離れだった時間は、
もう取り戻せない。

だから、
その時間を忘れてしまうくらい、
たくさん思い出を作るつもりだった…。

ーーーーーーーーーーーーー

キミは、周りから
暴君王女、と呼ばれている。

だけど、
本当は純粋な女の子なんだよね。

純粋な女の子に、
要らない“力”が付いたから、
そんな風に見えるだけ。

ーーーーーーーーーーーーー

“カノジョを殺せ”

そう命令したキミを、
民衆どもはアクノムスメ、と呼ぶ。

でも、本当に殺したのは…僕。

それに、キミは本気じゃなかった。

だって、僕が赤い姿で帰った時、
とても悲しそうに笑ってたよね。

呼鳴…
民衆どもはなぜ、
僕をアクノメシツカイ、と呼ばず、
キミをアクノムスメ、と呼ぶのか。

ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーー

青い空。
白い雲。
輝く太陽。

呼鳴…
あんなに絢爛豪華な調度品に
囲まれていたキミが、今、
僕の目の前では、
ボロボロの布っきれを被る、
貧乏な少女になっている。

民衆ども、
…いや、愚民どもは、ワタシを
アクノムスメと呼ぶ。
罵声をなげる。

全く…
ワタシとキミは全然違う。

なのに見分けられないなんて…
やっぱり、愚民どもは
雑草として生きていくしかないな。

ーーーゴ~ンゴ~ンゴ~ン

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

1人牢屋で・・・


・・・何を思う

ーーーーーーーーーーーーー

『悪ノ娘』の歌詞内にある
“その人は 1人牢屋で何を思う”
から、何を思ってるか想像♪

閲覧数:310

投稿日:2011/07/09 21:53:37

文字数:581文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました