「貴方の為だけに恋の唄を奏でたよ
もしもこの唄が届かぬのなら
もう私に言葉は必要ない」

そう言った結果
想いの唄は届かず
私は声を失った

けど私はまだ貴方が好きで
機械の声を手に入れた


「貴方にこの想いが届けに行けぬのなら
私のこの足はいらない」
そう言って
私は足を失った

けど私はまだ貴方が好きだから
機械の足を手に入れた


「貴方にこの想いを届けられぬのなら
私にこの手は必要ない」
と、私は手を失った

けどやはり貴方が好きだから
私は機械の手を手に入れた

「貴方に想いが届かぬのなら
私の脳は要らない」

「貴方想いを伝えられぬのなら
もうこの心臓はいらない」

いつしか何で、何のために
唄っているのか解らなくなった


唄わなきゃ
唄わなきゃ
唄わなきゃ

やがて私の体は機械になった
私は魂を無くした
心を無くした
大切だった思いも無くした

「何故、なんの為に唄っていたのだろう」

そんな日々の中
意味も無く唄い続け
いつしか、
機械の声も
機械の体も
動かなくなった

でもある人に出会った
その人は私を体から開放し
∞の可能性を持った声を
作り出してくれた

「マスター」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

恋の唄

ミクがボカロになる前の話
として書きました

オズの魔法使いの、ブリキの木こりの話に沿ったようになりました

まぁ結局、何の為に唄って居たのかは、忘却な彼方ですけどね…

「私に出会った、マスターは私を必要としてくれますか?」

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閲覧数:232

投稿日:2012/06/21 13:45:53

文字数:507文字

カテゴリ:小説

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