--次の日--

「こんにちはー」
いつも通り、大学の帰りに初音家の使用人室に入る私。

私が入る時間は、ちょうど使用人の入れ替え・休憩などが多い時間帯だから、人は割と沢山いる。
だから、いつもなら、笑顔で皆が私に挨拶を返してくれる、はずなんだ。

でも今日は、なぜか誰も私に向かって挨拶をしようとする人はいなかった。
それどころか、私を見て、慌てて顔をそむける人や全く私を見もしないで自分のことを進める人も多く見られた。

――え…?

私はこの状態に即座に対応することができず、その場に立ちすくむ。

いや、正直、わかっていた。
この空気から、これから自分はどうなるのかは…。

『いじめ』。

その多くの始まりは、無視。
今まで私も、何度か見たことがある。

しかし、自分はその立場に立ったことがなかったから、どうすることも出来なかったんだ。


トライアングル * 第13話 *


少し経ってから、その場の空気に慣れた私は、どうして自分が無視をされているかは、とりあえず置いておき、仕事の準備をすることにした。

何かなっているかもしれない、と思いながら、おそるおそるロッカーをあけたが、何もされていない。
――さすがに、まだロッカーは大丈夫か…。

というか、昨日の時点でもうすでに服がなくなってる気もするが、そこはあまり気にしないで、私は用意を続けながら思う。

――これから、どうしよう。

『楽しくやりたい』。
始めはこれくらいの思いしかなかった。
でも甘かったのかな、もしかしたら、リンさんや他の使用人が言ってたように、クオに近づいたからー…?


私が準備を終え、使用人室を出たら、リンさんが私に近づいてきて、言った。

「ミクさん、どう?皆に無視される気分は。あなたは人気者だから、無視なんてされたことないでしょ?」
「え…、なんで急にそんなこと…?」

リンさんが話しかけてきたことによって、少し疑っていたことが明らかになった。

――リンさんが、私を省いた。

本当は少し、昨日の掃除のことをリンさんに見られて、不安だったんだ。
使用人が主人に仕事を手伝わせているなんて皆に知られたら、と思ってしまったから。

リンさんなら、言いかねない。
そんなことを考えていいのかと思いながらも、私は使用人室に入って無視された瞬間、「そうなんじゃないか」と思ってしまった。

「弱気になっちゃって。別にわかってるんでしょ?」
「何が、ですか?」

「私が、あなたを無視しろと、皆に言ったことをー…」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

トライアングル * 第13話 *

久々(?)のトライアングルです^^

なんか今回は話がまとまらなく、、微妙なものになってしまった気が…。。

きっと気のせいですよね^^;

閲覧数:204

投稿日:2012/05/02 18:00:39

文字数:1,059文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • 目白皐月

    目白皐月

    ご意見・ご感想

     初めまして、目白皐月といいます。
     こんなことを書くのはなんですけど、話が無茶苦茶すぎてついていけません。

     おそらく亜梨亜さんは「いじめられても頑張るミクって健気」と読む側に思ってほしいのでしょうが、ミクの勤務態度がひどすぎて、「これじゃいじめられても仕方ないよ」としか思えないんです。
     仕事をするということは、働いてその代価にお金を貰うということです。真面目に仕事をしていないのに、他の人と同じ給料を貰っているのでは、一緒に働いている他の皆に疎まれても仕方ないでしょう。以前見ていたドラマでそういう作品がありましたが、見ながら「こんな奴とっととクビにしろ」としか思えませんでした。
     亜梨亜さん、部活やってますよね? 例えばですよ。「部活の後片付けは部員全員でする」のようなルールがあったとしましょう。それなのに、入ってきた新入生の一年生が、顧問の先生と仲がいいとかそういう理由だけで、片付けを免除してもらい、おまけにその子があっけらかんと笑っていたらどんな気がするでしょうか?

     というか、私が雇っている側でしたら、ミクもリンもクビにします。ミクに関しては、働き始めて一ヶ月なのに、雇い主にタメ口をきき、まともに仕事もできないような人はいりませんし、リンのように、度々トラブルを起こす人を置いておくのはリスクが高すぎるからです。ものすごく特殊な技術職とかで、ずば抜けた腕を持っているのでしたら、そういう悪条件があってもあえて雇うかもしれませんが、メイドならもっと他に人がいるはずです。きちんと家事のできるベテランが。ちゃんと家政婦を派遣してくれる先とかあるんですから……。なんでこんな遊び気分の大学生なんか雇っているのかさっぱりわかりません。

     それとどうにもわからないのですが、ミクは何のために大学に通っているのですか?
     大学に通うということは、何か学びたいということがあるはずですよね。将来の夢はメイドとかいっていますが、そのために必要な学問って何なんでしょうか? どんな学部で何を学んでいるの? 家政学部以外だと、本気で「この人何したいの」です。家政学部でも結構無理があると思います。

    2012/05/04 00:26:07

    • 亜梨亜

      亜梨亜

      はじめましてー^^
      メッセありがとうございます。
      私なんかのために少しでも時間を使ってくれて本当にありがとうございます;;

      …ていうか、これは『トライアングルを読んでくれている』ととらえていいのでしょうか?
      出来れば私、ポジティブに行きたいので、それでお気を悪くされたらすみません…。

      えっと、目白皐月さんが言っていることは、これまであんまり気にしてなかったんですけでど、具体的な説明付きのメッセくれたことで、『そりゃそうだ』と思いました。。

      これを書けば、たんなる言い訳になってしまいますけど、私は小説初心者です。
      そのせいで話の内容、設定がかなりめちゃくちゃで、あまり深く考えずに書いてしまったので、
      現実的のないもの、読んでいて苛々してしまうようなものになってしまっていました。

      長くなってしまいますが、メッセ本当にありがとうございました。
      今回の話はすでに、変なことになってしまっているので、直しようがないんですが、
      あなたが私に向かって書いてくれたことは、全て事実なので、私からは何も言えません。
      ただただ教えてくれたことに感謝をするのみです…!
      だから、この話が終わって、もし次何かを書くことがあれば、
      指摘してくださったことを、今度は少しでも改善できるように努力しようと思います!

      でも今回は許してください。
      こんな話でも、楽しんで(るかはわからないけど)読んでくださっている方が少数ですが、いるんです。

      だから私は、時間をかけて読んでくださっている方のためにも、
      こんな話でも最後まで続けたいと思っているので、突っ込みどころが満載で
      苛々してしまうと思いますが、気にしないでくださると助かります。

      2012/05/04 21:27:09

  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    り、リンちゃんは、そんなことしないもん!
    大丈夫!きっとなにかあるはず!
    だいじょうぶ……だよね?\(゜ロ\)(/ロ゜)/

    ルカさんやグミちゃんはもうでないのかなぁ~ww

    2012/05/03 16:33:21

    • 亜梨亜

      亜梨亜

      うーん、、多分読んでたらわかる…かもww
      私もよくわからないwww
      大体は決まってるんだけどねー^^;

      これまた多分なんだけど、今までで名前が出てきた人たちは
      きっとそのうち出てくるw

      ではでは、読んでくれてありがとでした><

      2012/05/04 21:00:10

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