執事になんかなれないと思っていた男が
長い月日を経て完璧な執事だと判明した
考えていた条件も関係なく初めからそうだったらしい
「お聞きわけくださいませ。お嬢様」

たいして望んでもいない未来のために
仕方なく自分の身代わりを消していた
まもなく安全運転をするようになった運転手と再会する
「なりません。ご辛抱いただけますよう」

保身を誇る口に大事にされていないと
拗ねた身代わりならすでに消えている
白んでいるらしくなにも感じないのを
罵倒した術をもってなんとかしてよ

勘違いした合意で私を不幸にした男
人になった際にも理性を失っていた
今更その危険なものを望んだところで
かたくなに私の未来を管理するという
「私めも成長いたしました。ですから」

蜂蜜壺にディッパーをつけて絡めた
手首をつかんでまで突っ込んでくる
すくい上げたものもあと少しという時に
隠し持っていた理性を披露されてしまう
「ご容赦いただけますと幸いです」

保身を誇る口に大事にされていないと
拗ねた身代わりならすでに消えている
白んでいるらしくなにも感じないのを
罵倒した術をもってなんとかしてよ

雁字搦めにしておいて変わらずカップを持つ男
愛でる気もない指こそ押さえておくべきだった

倫理の破綻した手堅さが今なら欲しい
それほどまでに

保身を誇る口に大事にされていないと
拗ねた身代わりならすでに消えている
白んでいるらしくなにも感じないのを
罵倒した術をもってなんとかしてよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

Troublesome Servant

執事を雇いたい

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投稿日:2023/03/09 22:15:02

文字数:631文字

カテゴリ:歌詞

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