人にあるはずのもの 生きるためにあるもの
あなたにもあるもの 私にはないもの
目の前は真っ暗 感触を頼るの
私は光すら 見えない人だから

あなたの声なのか たまには分からない
誰かほかの人が 私に話すようだ

何も見えなきゃ 何も分からない
何も信じられないの

お願い

神様 どうか私に 光を
光を 与えてよ
あなたの顔も体も 見れないなんて
儚い人生だ

私は皆とは 違うことはわかる
周りは私を見る 小声で何かしゃべる

もちろんただの 私の妄想
見えないから 何も知らないの

助けて

神様 どうか私の 願いを
願いを 叶えてよ
あなたの嗚咽と泣き声も 聞きたくないよ
なのに どうして

テレビから 聞こえる音は
他人事のように 「可哀そうだ」と
治せるお金も あなたにはないの
私はずっと このままなんだ

それでも

あなたが 私のそばに 永久(とわ)に
永久に いるだけで
私はあなたの顔も 見えないけれど
それでいいから

今日もまた こうやって
あなたは私を ぎゅっと抱きしめるの
あなたの手は 首元に這い
力を込めて 締め付けた

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iris

なんで最後の最後でこうなったんだと言わんばかりの詩ですね
どうもぬこまるです。
今回こそはセッションを切らさずに書き終えました。
目が見えない人の気持ちになって書いた詩です。
それだけに最後の二行・・・

閲覧数:89

投稿日:2018/01/27 19:59:28

文字数:478文字

カテゴリ:歌詞

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