私は・・・なんていうか、うん、普通の人間です。
ただ、従姉妹が陰陽家で母さんがその家の長女で、だから私にもその血が流れている。


だから、何となく、分かってたんだよね。色んなモノが、いるって事。


そして私はどうやら護身龍・・・と言うモノらしい・・・。良く分からないけど・・・、まぁ、そうらしい。

護身龍って何か、て言うと、正直私にも良く分からない。

従姉妹の家が陰陽家、て言うのは言いましたよね?従姉妹の家の陰陽家では、双子が神聖視されてる。何でも陰陽家を伝えてきたのが双子のキョウダイだったらしく、そこから双子が生まれても殺したりはせずにそのまま家を継がせるのがその家の習わし、だそうな。

昔は双子は忌み嫌われていたから。それを護る役割を持つのが、護身龍、と言う事らしい。そして私は護身龍。誰のか、ていうと・・・

さっきから良く出てくる従姉妹。名前を金(コガネ)と銀(シロガネ)と言う。勿論双子で、どちらも女の子。ただ、銀ちゃんは髪が黒で短髪と言うから良く男の子と間違われがちだ。

二人は仲が良い。良く相手の口調を、金ちゃんは銀ちゃんの、銀ちゃんは金ちゃんのを其々真似て、話し相手を混乱させるのが好きだ。

・・・二人の声もそっくりだから区別が出来るのは絶対音感のある私と二人の両親であるおじさんとおばさんだけだ。

・・・とまぁ、意味も無い事をつらつらと書き連ねては見ましたが、そしてもう一回言いますが。

私には陰陽家の血が流れていて、そして、その為に色んなモノが見えます。

俗に言う、幽霊、とかモノノケ、とか言う類が。

だからこそ、私はあの人が見えたんだ。

ミクちゃんそっくりの、髪を後ろでポニーテールにして、首からは白の十字架を下げている 死神の代わりに人々の魂を狩る、刑執行人。

私はこの人とすれ違った時、何かを感じ取った。

あぁ、私、この人に魂を   狩られるんだな   て。



ピタリ、とその場で足を止める。刑執行人は私の方を振り向く。私はニコッと微笑むと、



「また何時かね」



そう言って、走り去った。行く場所もあったし、そこに行く為ではあるんだけど。







何故だか分からないけど、そのとき以外でも、あの人と会うんだろうな、なんて





そんな気がした

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ちょっと昔の話 蒼side

蒼verです。訳が分からないと思いますが許してやって下さい(駄目やん
まぁ、つまりは蒼も自分が死ぬ時が分かってた、て事です。だからこその「また何時かね」なのです。
結構早死にします。30いくかいかないか位です。何か何しても死ななさそうだけど・・・ね。
この事は自分でも薄々分かってたし、何より金と銀が常々言ってたので。小さい頃は。今はそんなに言う事無くなったけど。
ほら、ちっちゃい子って自分の思った事 サクッと言っちゃうじゃないですか。それで、です。

読んで頂き有難う御座いました!

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閲覧数:309

投稿日:2010/05/24 16:57:11

文字数:962文字

カテゴリ:小説

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