A　
吸い寄せられる様に　私に近づく獲物たち
　「さぁさ、今夜も乱れようか」　月夜に紅い華が咲く

B　
物心ついたとき　私は既に一人だった
　寂しさを紛らわせるため　男を求め歩いた
　"僕が君を守るよ"　"僕が君を幸せにする"
　そんな君もないのに　甘い言葉をかけるなんて
　「所詮、男はそんなもの。　まぁ、利用してやろうじゃない」

S　
怠惰な私は　男が尽きるまで遊びまわった
　薄情な男は消耗品　欲望を満たす道具となる

A　
醜い下心を持つ男　容姿で女を判断する
　「僕と一緒に踊ろうよ」　笑顔の仮面を被ってる

B　
気がついたとき　私の手には赤い刃物
　バラバラになった男と　快楽に浸る私
　私が望んでいたもの　それは何だったのか
　狂ってしまった今では　それすらもわからない

S　
強欲な私は　何人もの男を殺した
　ついに裁きの時はきて　私は...笑った

A　
ひらひらと花びらが舞い　一人の女が息絶えた
　最後までこの女は　人に愛されなかった　