ひとり 辿るポプラ並木道
足もとを流れる セピアの落ち葉

Ah 過(す)ぎる風 懐かしいけれど
昔より 縮んだ町

褪せた カフェの看板
歩く足を緩めて
奥からふたつ目の窓際を
ガラス越しに確かめた、一瞬


さよなら 退屈と窮屈の箱庭
思い出振り切り 別れを告げた日

Ah 過(よ)ぎる影 重なりきらずに
「初めて」より 知らない町

あの日 振りほどいたものが
ここで待ってる気がしていた
もうすぐポケットで暖める手が
君の指の ぬくもりを思い出す季節だ


あの日 置き去(さ)ったものが
変わらず残ってる気がしてた
古ぼけた小さな宝箱の中
今、ひとり 踏みしめるノスタルジア

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【応募用】追憶の箱【採用済】

makoti様の歌詞募集で採用していただきました。
募集元>>http://piapro.jp/content/mmhgqcbi0rkmkxfp
歌唱版>>http://piapro.jp/content/tlmpq8b0dg671ojq

テーマは「追憶」。
大都会で日常に忙殺され気付けば帰郷●年ぶりの浦島太郎。季節は晩秋。

閲覧数:302

投稿日:2009/09/19 17:19:58

文字数:293文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント3

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  • makoti

    makoti

    使わせてもらいました

    ご応募ありがとうございました。フタケタです。
    今回の歌詞も特に苦も無く曲乗せができ,よく考えて書かれた詩だと感心しました。
    最後の最後までいろいろ悩みましたが,この詩で今回の曲を作らせてもらいます。
    PVの方は,いつもどおりニコ動へUPしますが,お伝えしたように10月初旬を目どに作成します。ボチボチイラストも秋模様のものが増えているようで,季節感に沿ったものに仕上げるつもりです。

    それではPV完成までしばらくお待ちください。ありがとうございました。

    2009/09/19 19:35:00

  • ひふみん

    ひふみん

    その他

    エントリー受付ありがとうございました。
    季節設定が秋なのは、もしかしたら自分が前回帰郷したのが秋だったからかもしれません。曲を聴きながら思い出していたら、田んぼ道がタイル張りのポプラ並木道に、ファーストフードが年代物のカフェに脚色されておりました。今回もお洒落な曲ですね。穏やかで暖かみのある曲調から、安楽椅子で思い出の宝物を磨きながら懐かしむような「追憶」にしたいと思い、こんなのになりました。
    歌い手については、年長組をイメージしたというよりも自分の言葉を綴ったら年長メンバーの年代になってしまったというのが正直なところです。
    ミクでの仮歌は少女声でも充分哀愁を感じることができました。過去に目を向けたミクの歌はあまり聞いたことがなかったのですが、いいものですね。

    2009/09/10 20:13:36

  • makoti

    makoti

    ご意見・ご感想

    フタケタです。今回もご応募ありがとうございます。
    センスの良い詩で,たいへん恐縮です。季節を「晩秋」として捉えるあたりは,このごろの気候の変化がそう感じさせたのかもしれませんね。当方在住近辺では,風の心地よさはもう秋です。
    私が作曲したのは盛夏(と言いつつも,梅雨がなかなか明けませんでしたが)なので,人それぞれにそれなりのギャップがあるのかと思います。

    しかしながら,この時期にこの詩と曲ですと,確かに晩秋を感じます。私自身の作曲時のイメージは,「夏の終わりの夕暮れの渚」でした。また,年長組をイメージされているようですが,曲の作成に当たっては沢田研二さんのとある曲を模した部分もあるので,そのような感じを抱かれるのかもしれません。ちなみに歌い手の選択を幅広くしたのは,ミクのような若い女声でもこの曲調であれば,哀愁や過ぎ去ったものを悲しむ,懐かしむ,想う気持ちが十分伝わると考え,後は作詞者のイメージに任せることとしました。

    いずれにしても,今回も素敵な詩をありがとうございます。締め切り後,十分検討(独断ですが)したうえで,正式採用の可否をお知らせいたします。

    2009/09/09 23:44:08

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