朝起きて、満面の笑みでリビングへ行く。
ミ「おっはよ〜!明日は何の日か知ってる?」
メ「あら、ミク。おはよう。朝から元気ね。そんなことより寝癖ちゃんと直しなさい。」
ミ「どこどこ、あ。ここか。直してくる。」
ミ「メイコ、これでどうかな?」
メ「ええ、大丈夫よ。」
ミ「それでそれで、明日は何の日か知ってる?」
リ「ミク、おはよぅ……。」
ミ「リンちゃんおはよう。あれ、リボンは?」
レ「おーい、リン。忘れ物だぞ。」
リ「え?あ、レンありがとう。これで完璧リンちゃんだぞ。」
レ「はいはい。それよりも、朝ごはん食べようぜ。」
メ「用意出来てるわよ。でも、その前にミク、ルカを起こして来てくれるかしら?」
ミ「わかった。カイトは?」
リ「カイトは朝から仕事でもうでてったんじゃないかな?」
メ「もう、行ったわよ。」
ミ「それじゃあ、ルカ起こしに行ってくる。」
扉をノックし勝手に入る。
ミ「ルッカ〜!おっはよー!朝だよ!」
ル「ちょっ、勝手に部屋入ってきてカーテン開けないでよ。眩しくて寝れないじゃない。」
ミ「起こしに来たんだから、寝たらダメだってば。早く起きて。メイコの朝ごはん無くなっちゃうよ。」
ル「それは困るわね。後で行くから、先に行ってて。」
ミ「絶対だよ?じゃあ、先行ってるね。」
メ「ミク、おかえり。ルカは?」
ミ「後で来るって。」
メ「本当かしら。」
レ「そのまま二度寝してるかもな。」
リ「ルカならありえるね。」
メ「なら、先に食べちゃいましょうか。」
ミ「手を合わせて〜、いただきます!」
「「「いただきます」」」
ミ「それでそれでみんな、明日は……」
リ「レンの方が目玉焼き大きくない?」
レ「そんなことないだろ。それに目玉焼きに大きい小さいなんてないだろ。」
リ「いや、絶対レンの方がでかい!」
メ「コラコラ、喧嘩しないの。どっちも一緒よ。」
レ「そんなにいうなら、交換するか?」
リ「本当?さすがレン。やっさし〜い」
レ「これで文句ないだろ?」
リ「ありがとう。大好きだよ。」
レ「おい!ご飯中に抱きつくなって!食べれないだろう。」
リ「もう、照れちゃって。」
メ「二人ともじゃれてないで早く食べちゃいなさいよ。」
レ「じゃれてないし。てか、早く食べないと遅刻するぞ。」
リ「あ、そうだった。さっさと食べないと。」
ミ「リンちゃんとレンくん今日お仕事だっけ?」
リ「違うよ。たんj……!!」
レ「え、えっと!仕事に使うもので買ってこなくちゃいけないのがあって、それを買いに行こうかなって!」
リ「んんんっ!!」
レ「あ、ごめん。」
リ「ぷはぁっ!ちょっと、レン。急に口塞いだらビックリするでしょう!」
レ「それは、リンが変なこと言おうとするからだろう!」
ミ「?よくわかんないけど、その仕事のものって何買いに行くの?もしかしたら、力になれるかもしれないし。」
レ「え、あ……。その、えっと。」
ル「朝から本当に賑やかね。」
リ「あ、ルカ。おはよ。」
レ「おはよ。」
メ「おはよう。やっと起きてきたのね。さっさと食べちゃいなさい。」
ル「二度寝しようと思ったのに、リンもレンもギャーギャーうるさいから目が覚めちゃったわ。いただきます。」
リ「そんなにうるさかったかな?」
ル「ええ、とってもうるさかったわ。」
ミ「それで、さっきの話だけど……。」
レ「え?あ、なんだっけ。」
ミ「仕事に使うやつ。」
リ「確か、マスターに教えちゃダメって言われてたよね、レン?」
レ「え?あ、そ、そう。なんか、家族にも教えちゃいけないらしくて、公開されるまでは秘密にしなくちゃいけないんだって。」
ミ「そっか、それならお手伝いできないね。」
リ「またなんかあった時は、よろしくね。」
ミ「力になれることがあったらいつでも言ってね。」
リ「ありがとう。ごちそうさまでした。先に部屋で用意してるから、早く食べ終わってね。」
レ「ちょっ、あーもう。」
メ「あまり急ぎすぎると喉に詰まらせるから気をつけなさいよ。」
レ「だいおうぶ、よし。ごちそうさまでした!」
ミ「ごちそうさまでした。あ、そうだ。メイコ、ルカ。」
ル「なに?」
メ「どうしたの?」
ミ「明日って、なんの日か知ってる?」
ル「え、明日?明日は、なんかあったかしら?ね、メイコ?」
メ「えーっと、そうね。ネギの特売日……とかかしら?」
ミ「え?そうなの!?でも、ぶっぶー。違う、そうじゃなくて。その、本当にわかんないの?」
メ「私そろそろ仕事行く準備してこないと。ごちそうさま、と。ごめんね、この話は仕事終わってからねミク。」
ミ「わかった。」
ル「……。」
ミ「お部屋戻ろう。」
とぼとぼと自室へ戻る。
ミ
「はぁ……。」
私の誕生日なんて、みんな忘れちゃってるんだな。私だけが浮かれてるなんて、なんか恥ずかしいな。
でも、そうだよね。みんな仕事で忙しくて祝ってる暇なんてないだろうし。
わがまま言っちゃダメだよね。
「今日、どうしようかな。」
わざわざわがまま言って今日と明日はお休みにしてもらったのに。
このまま終わりたくない。
「私だけでも私を祝ってあげなくちゃ。よし、そうしよう。とりあえず、せっかくの休みだから寝よう!久々のお昼寝タイムだー!と言っても起きたばっかでそんなに眠くないんだよな。」
こういう時はルカが羨ましい。
いつでも寝れるって言ってたもんな。
コンコンっ。
扉の向こうから誰かがノックした音が聞こえた。
ミ「誰?」
?「失礼しま〜す。」
ミ「グミちゃん!?」
グ「やっほ〜☆ミクちゃん、もしかして寝てた?」
ミ「ううん。寝ようと思ったけど、誰かさんみたいにはなかなか寝れなくて。」
グ「そっか。それならよかった。あのね、私買いに行きたいものがあるんだけど、がく兄はお仕事で行けないっていうからもしよかったらと思って誘いに来たんだけど……。」
ミ「行く!丁度暇で何しようか悩んでたところだから。ちなみに何買いに行くの?」
グ「可愛いボールペンないか見に行きたいなーと思ってて。」
ミ「可愛いボールペンか。あそこのお店とかなら置いてありそうだよね。とりあえず、準備するから待ってて!」
グ「確かに。わかった。それじゃあ私は、玄関の方で待ってるね。」
ミ「わかった。」
ミ「えっと、必要なもの、あった。よし、これでOK。忘れ物はないよね。」
メ「頼むわね。」
グ「任せて下さい。」
ミ「グミちゃんお待たせ。って、なんの話してるの?」
メ「いえ、特にたいしたことじゃないわ。二人とも気をつけて行ってくるのよ。」
グ「はい!」ミ「うん!」
グ「それじゃあ行こっか。」
ミ「そうだね。」
ミ/グ「行ってきまーす。」
メ「行ってらっしゃい。」
グ「今日もいい天気だね。」
ミ「お日様ポカポカしてて気持ちいいね。」
グ「そういえばさっき、リンちゃんとレンくんもお出かけしたみたいだけどお仕事?」
ミ「ううん。今日はお休みみたいだよ。でも、なんかお仕事に必要なもの?を買いに行くって言ってた。」
グ「お仕事に必要なもの?」
ミ「ミクもよくわかんない。聞いてみたけど教えてくれなくて。」
グ「そっか。あ、もしかして(ボソッ)」
ミ「何かわかったの?」
グ「うーんどうだろう?でも、私の予想が当たってれば多分近日中には答えがわかると思うな。」
ミ「近日中に?なになに。」
グ「あのね、秘密。」
ミ「グミちゃーん、教えてよ。」
グ「秘密は秘密〜♪ほら、そろそろお店着くよ。」
ミ「本当だ。話してるとあっという間に着いちゃうね。」
グ「そうだよね。」
ミ「可愛いボールペン売ってるといいね。」
グ「もし可愛いのあったら、お揃いで買わない?」
ミ「お揃い!うん、する!可愛いの頑張って探さなくちゃ。」
グ「ここのお店、やっぱり品揃えいいね。シンプルなのから可愛いのまでなんでも置いてある。」
ミ「グミちゃんこれ見てみて!ネギ型ボールペンだって。とっても可愛い。」
グ「そんなものまであるんだね。でも、その見本用だけで在庫は売り切れちゃってるみたいだね。」
ミ「本当だ、残念。また入荷してくれるといいな。でも、この可愛さをわかる人が私以外にもいるとはさすがだよね。」
グ「あ、こっちににんじん型がある!可愛い。こっちは一本だけ残ってる。」
ミ「最後の一本なら買っちゃいなよ。」
グ「でも。」
ミ「どうしたの?」
グ「ミクちゃんとお揃いで買いたいし。」
ミ「私とのお揃いは今度買おうよ。それ最後の一本で、グミちゃんの大好きなにんじんなんだから買わなきゃダメだよ。それが売り切れたら、次いつ出会えるかわかんないんだから。」
グ「うーん、そうだよね。買っちゃおう。ありがとう、ミクちゃん。お会計してくるね。」
ミ「行ってらっしゃい。私この辺でもう少し見てるね。」
グ「わかった。行ってくるね。」
ミ「お揃い買うの楽しみだったけど、仕方ないもんね。グミちゃんに我慢させてまでお揃いなんて買いたくないし。」
ミ「このお店、本当になんでも置いてあるな。あ、このマグカップかわいいな。こっちもいいな。このキーホルダーのキャラクターの顔、面白い。ここにくるとやっぱ色々と欲しくなっちゃうな。」
グ「ミクちゃん、お待たせ。買ってきたよ。」
ミ「おかえり、もしかしてレジ混んでた?」
グ「ううん、そんなことなかったよ。それより、そろそろいい時間だし近くのカフェでお昼ご飯食べて行かない?」
ミ「そういえばもうそんな時間だね。そうしよっか。ミクのお腹もさっきから鳴りっぱなしだもん。」
グ「それじゃあ、急いで行かなくちゃね。」
グ「お昼の時間だし混んでるかと思ったけど、思ったよりすんなりお店に入れてよかったね。」
ミ「そうだね。グミちゃんどれにする?どれも美味しそうだよ。」
グ「どれにしようかな。たくさんあって迷っちゃうな。これも美味しそうだし、それも美味しそう。」
ミ「それ美味しそうだよね。もしよかったら、私これ頼むから、グミちゃんこっち頼んで少し交換するってのはどうかな?」
グ「いいアイデアだね、そうしよっか。それじゃあ、頼んじゃおうか。」
ミ「ボタン押すね」
ピンポーン
ミ「えっと、これとこれお願いします。」
グ「いつもここのお店くるとどれにしようか迷っちゃうよね。」
ミ「どれも美味しそうだもんね。期間限定メニューとかも毎回美味しそうだし。」
グ「うんうん。そういえば、さっきのお店でミクちゃんは何も買わなくてよかった?色々見てたみたいだけど。」
ミ「どれも確かに可愛かったけど、これと言って今必要そうなものはなかったから大丈夫だよ。」
グ「そっか。」
ミ「……。」
グ「……。」
ミ
グミちゃん一生懸命メール打ってるな。
もしかしてこの後仕事があったりするのかな?
グ「ねぇ、ミクちゃん。」
ミ「?どうしたの。」
グ「今日こっちの家で泊まっていかない?」
ミ「え?」
グ「なんかがく兄の仕事が予定より長引くみたいで帰ってこれないらしいの。そうすると、今家一人なんだ。」
ミ「それなら、こっちの家に来てもいいよ?メイコ達に聞けばみんなオッケーくれるだろうし。」
グ「えっと、それは困るというか、その家で色々やっておきたいこともあるから。」
ミ「そっか。グミちゃんがいいなら久々に泊まりに行きたいな。それになんか、家に帰りたくない気分でもある気がするし。」
グ「何かあったの?」
ミ「たいしたことじゃないよ。」
グ「そっか。まぁ、それなら今日は家に泊まってって。久々のミクちゃんとのお泊まり楽しみだな。」
店員「お待たせ致しました」
ミ「わぁ、美味しそう。」
グ「とってもいい匂いだね。」
ミ「それじゃあ……。」
ミ/グ「いただきます!」
ミ「美味しい。」
グ「こっちも美味しいよ。ほらミクちゃんあーん。」
ミ「あーん。うん!美味しい。グミちゃんにもお返し。ほら、あーん。」
グ「やったー。あーん。うん、美味しい。やっぱこのお店どれもいいね。」
ミ「そうだよね。次はみんなで来たいな。」
グ「みんなの仕事休みが合うようにマスターに調整してもらわないとね。」
ミ「そうだね。」
グ「ごちそうさまでした。あー、美味しかった。」
ミ「あとちょっとだから待ってね。」
グ「慌てなくて大丈夫だよ。」
ミ「最後の一口。……ふぅ、美味しかった。ごちそうさまでした。」
ミ「お腹いっぱいだよ。」
グ「そうだね、でもでもせっかくカフェに来たんだし別腹しませんか?(デザートメニュー見せる)」
ミ「わぁ!デザートも美味しそう。これとか、これもいいな。」
グ「これなんかも美味しそうだよ。」
ミ「それもいいな。あ、でも今日あんまりお金持ってきてないんだよね。うーん。」
グ「そんなミクちゃんに朗報です!」
ミ「ろーほー?」
グ「今日は買い物に付き合ってくれたお礼に、デザート代は私に任せて下さい!」
ミ「え、いいの?でも。」
グ「ほらほら遠慮しないで。それに、私はミクちゃんと一緒にデザートが食べたいのです!ダメかな?」
ミ「ダメじゃないよ。一緒に食べよう。」
グ「そうこなくっちゃ。どれにする?」
ミ「デザートも迷うな〜。ちなみにグミちゃんはどれが食べたいの?」
グ「う〜ん、これとか……これとか?でも、こっちも美味しいんだよね。」
ミ「ねぇ、これ見てみて。季節限定スイーツだって。」
グ「どれどれ、美味しそう。せっかくだしそれにしよっか。それ二つでいい?」
ミ「どうせなら、二人でシェアして食べようよ。今ご飯食べ終わって一つはちょっと多い気がするし。」
グ「確かに!それいいアイデアだね。じゃあこれ一つでいい?」
ミ「うん。それじゃあボタン押すね?」
グ「うん。」
ピンポーン
グ「季節限定のコレお願いします。」
グ「楽しみだね。そういえば、今日の夕飯どうしようか?家にあるもので何か作れるとは思うけど、折角なら何か買っていく?」
ミ「どうしよう。でも、久々のお泊まりだし何か買っていこ。」
グ「そうだね。それなら、近所のスーパーに寄って夕飯とお菓子とかも買って帰ろっか。」
ミ「うん!今日は久々に夜更かしするぞー!」
グ「そう言って、いつもミクちゃん寝るでしょう?」
ミ「うっ。きょ、今日は頑張って起きてるもん!」
グ「何時まで起きてられるか楽しみだね?」
店員「お待たせ致しました」
グ「わぁ〜美味しそう。それじゃあお先に一口目。ん〜甘くて美味しい。」
ミ「次ちょうだい。」
グ「いいよ。ほら、あーん。」
ミ「うん、美味しい。」
記憶の歌姫のページ(16歳×16th前日)1
文字数が足りなかったし、2ページ目のやり方わからないのでここから飛んでください。
続き→ https://piapro.jp/t/Sd1w
初音ミク 16th×16歳のお誕生日前日の
我が家のボカロたちのお話です。
大遅刻しました。
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