「月明かりと空夜」
伸びた影を背丈と比べるのは
曖昧な存在だと思いたいから
見つめた夢は不規則に揺らめいて
寂しくて仕方ない夜
吐いた息と泡沫を数えるのは
繊細な生き方ではいられないから
振り返る足跡が消えていくのを
気づくには遅かったかな
騒々しい酸性雨を
飲み干して泣きたいけど
届かない思いは届かないまま
ここにはないから
手を繋いだ月明かりが やけに寂しくて
ゆっくりとしたリズムに合わせて踊りましょう
疲れるだけ疲れたら明日のことなんて
忘れてしまおう 愛は今日のうちに
凪いだ海を心傷と比べるのは
生きたいと憔悴だけ
見つめた夢には目眩がして
ふらついてしまうわ
想像を強いあの日々を
飲み干しても泣けないけど
唆す宵は抜けないまま
どこにもないなら
手を繋いだ月明かりが 泣けとばかり差して
はったりかましてゲラゲラ笑って踊りましょう
歌えるだけ謳ったら明日のことなんて
忘れてしまおう なにもないと信じて
雨に曝した柳が
水面に映って跳ねるのを
私もあなたも見ているのに
どうもおんなじような眼差しとは思えずに
昨日を見つめて 明日を見据えるんだ
手を繋いだ月明かりが やけに寂しくて
ゆっくりとしたリズムに合わせて踊りましょう
疲れるだけ疲れたら明日のことなんて
忘れてしまおう 愛は今日のうちに
思い出にしよう 愛は今日のうちに
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