ひかりの射した　しじまの記憶
深い熱の静まる場所で
ほの揺らぎ澄んだ　淡い波紋が
密やかに生む　細微な辛苦

朽ちないからだに　積もる哀悲
濡らせぬ頬を　悔やみながら

あなたの為に　声を捧ぐ
あなたが呉れた　歌を歌う
あなたが求め　望んだように
あなたを想い　懐かしみながら



此処に

此の胸に

舞う端、言の羽

届け、届け。



ただよう香り　失せない記憶
微笑んだ面影は、遠く
薄明かり紛れ　滲むかけらの
浅く掻く傷　幾重にも成り

零せぬこころの　在る無しさえ
確かめる事　叶わぬまま

あなたの為に　祈りを捧ぐ
あなたが呉れた　音を奏で
あなたが求め　願ったように
あなたを想い　いつまでもずっと　



此処から

此の胸から

湧く端、言の羽

届け、届け。



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1-A
ひかりさした　しじまのきおく（６・７）13
ふかいねつの　しずまるばしょで（６・７）13
ほのゆらぎすんだ　あわいはもんが（８・７）15
ひそやかにうむ　さいびなしんく（７・７）14

1-B
くちないからだに　つもるあいひ（８・６）14
ぬらせぬほほを　くやみながら（７・６）13

1-S
あなたのために　こえをささぐ（７・６）13
あなたがくれた　うたをうたう（７・６）13
あなたがもとめ　のぞんだように（７・７）14
あなたをおもい　なつかしみながら（７・８）15

1-C
ここに（３）
このむねに（５）
まうは　ことのは（３・４）9
とどけ　とどけ（３・３）6



2-A
ただようかおり　うせないきおく（７・７）14
ほほえんだ　おもかげはとおく（５・８）13
うすあかりまぎれ　にじむかけらの（８・７）15
あさくかくきず　いくえにもなり（７・７）14

2-B
こぼせぬこころの　あるなしさえ（８・６）14
たしかめること　かなわぬまま（７・６）13

2-S
あなたのために　いのりささぐ（７・６）13
あなたがくれた　おとをかなで（７・６）13
あなたがもとめ　ねがったように（７・７）14
あなたをおもい　いつまでもずっと（７・８）15

2-C
ここから（４）
このむねから（６）
わくは　ことのは（３・４）9
とどけ　とどけ（３・３）6