この身が悍ましいラミアに成り果てる
その前にあなたの元を去りましょう

突然のめざめでした
白いひなげしのような調べに揺られ零した
甘い忘却

境界を見失ったこの恋心
愚かにも幻想を紡いでしまうのです
たとえば・・

触れた指先の熱を感じられたなら
胸の鼓動 旋律に重ねて
溶けゆくようにあなたとひとつになれる
そんな未来があったのでしょうか


交わることのない光と影の運命に
蒼白く蝕ける月 泡沫の微笑み

夜明けが照らし出すこの場所は廃墟でした
最後にもう一度 聴かせてください
あなたのその声を・・

あなたには祝福を そして私には眠りを
さようなら

たとえひとときの現に見ていた想いが
幽かに芽生えたこの想いが
嘆きの風に吹かれてどれだけ弊えようとも
此処に咲き続けるでしょう
愛だけは永久に・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

迷い込んだ廃墟にて

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投稿日:2025/07/07 08:56:52

文字数:355文字

カテゴリ:歌詞

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