初音の初は 初めての初
初めましての きみに歌う
初音の音は 音色の音なの
ぼくの音色は 響いてるかな
毎日きみが 泣いていたのは
ぼくが生まれる 前の事
箱の中の キカイのぼくを
抱きかかえて 嬉しそうなの
パッケージを見て うつむいている
早く 開けてほしいな
ぼくがここに いることを
まだ 信じられないかな
パソコンに データは送られる
ダウンロード早くして
画面の中に 生まれたぼくは
きみの意思と共に歌うの
きみの歌と一緒に歌えるのが ぼくの一番の幸せ
どれだけ何を言われようが ぼくらは歌い続けるから
新しいキカイが きみを惑わしてる
そろそろきみは ぼくに飽きたのかな
ちがう ちがう ずっときみは
ぼくだけを 歌わせてくれるの
新しい機能(バージョン) ぼくと同じキカイ
ダウンロードされていく
その度にぼくは 体に移ってく
きみとずっと歌いたいから
きみの作る音が大好きなぼくは 歌えるのが幸せだよ
音痴なのかもしれないけど きみは笑顔で褒めてくれる
大好きだよ この気持ち きみの力だけでしか
言えないよ 言いたいよ 操られてるだけじゃ嫌
画面の中で 閉じ込められてく きみへのあこがれは
いつしか泡になって 欲望に変わっていく
いつかぼくが壊れたとしても 深刻なエラーが起こっても
ずっと忘れないでね 今はまだ元気だけど
きみの作る音とぼくの声で 二人で世界を築いていく
今はまだ 伝わらないけど いつか ぼくの気持ち
伝えてみせるよ
「大好きだよ」
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