桜の花びらがひとつ風に舞って、隣の車の窓に落ち着いた。
忘れられない記憶が、今年もまた傷みと共によみがえる。

毎年同じように花開く桜。でもあの人は、私の前には現れてくれない。
すぐ側をランドセルを背負った子供たちが駆け抜けていく。
まだ汚れを知らない彼らは、何を想うのだろうか。
私は物心ついた頃から『あそこ』で育ったから、縁のないものなのだけれど。

公園の桜の木の下に座り、右手を開いた。

……あなたがいなくなっても、私の周りは変化なんてしなかったよ。
もし今ここにあなたがいてくれたら、私を咎めてくれるのかな?

ただ蒼い空を見上げても、何も変わる筈はなくて。
何気ない日常、毎日の延長。
息をひとつ吐いて、目を閉じた。

――――罪とは、何なのですか?

ライセンス

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The last revolver.

短っ!!← ……すみません;

タイトルの通り、悪ノP(mothy)様の楽曲
「最後のリボルバー」をもとにしております。
あくまで成瀬自身の捏造ですので、文句等はじゃんじゃんどうぞ。

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閲覧数:271

投稿日:2010/10/04 16:12:29

文字数:332文字

カテゴリ:小説

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