小さな手のひらに包まれて交わした
証拠もありゃしない
「出会いの木の下でまた」
綺麗なカメリアに包まれて清(す)ましてみた
少しあなたの隣に並べるようになんて
あなたがくれた簪を挿して
道行く人にあなたを翳(かざ)し待ちわびるけど
あなたは何処 お天道様ももう帰ってしまったみたい
今年も忙しいのでしょうか お元気で
さあ 七番目の便りを結んで帰ろうか
「また、あなたに出会えず七回目の新緑をみました。
あなたは今どこで何をしているのでしょうか。
初めて出会ったときはこの木の下で、私はあなたに助けてもらってばかりだった。
明日は茶屋の当番、いつかきっとあなたの笑顔見せて欲しいわ」
未熟な手のひらに乗せられて開いてみた
証拠もありゃしない
憂いの通知書が届いた
震える両の足に連れられて尋ねた先は
ひとりぼっちの桜 私と同じだね
流れる涙ですべて溶かしてしまいたい
しゃがんだ先にただ一つ癖のある「正」の字
桃色空(ももいろぞら)にお便りが一つ 黄ばんで汚れていても何故だか恋しい
揺れ散る桜にあなたの姿をみた
「また、あなたに出会えず五回目の桜をみました。
あなたは今どこで何をしているのでしょうか。
初めて出会ったときこの木の下で僕は情けなく泣いていましたね。
あのとき既に僕は恋をしました。
明日は戦場(いくさば)です、いつかきっとあなたを強くなって迎えたい」
「もう、あなたの笑顔を見ることができそうにないなんて
まだ一緒にしたいな たくさん数えきれぬほどのこと
僕が先に行ってもあなたは生きていて欲しいなんて
わがままかな
それだけがただ一つ最期の願いだから」
「ずっと伝えたいことがあったの
好きだよ 一番あなたが好きだよ
私は二度あなたに恋したみたい 笑ってしまうわ
それでも言いたいの 空白の出会いの木の下で
ありがとう、愛していました」
桜にのせて届けたい
大丈夫、ひとりで歩ける
生きていくわ
来年出会いの木で逢いましょう
桜葬送曲
martinどっとじぇP様の素敵な楽曲http://piapro.jp/t/duz9に歌詞をつけさせていただきました!
出会った場所でまた再開する約束を互に守っていたはずなのに思い違いが原因ですれ違って会えないまま、男の人は戦で亡くなってしまっていたというお話です。
女の人が思っていたより前に二人は桜の木で会っていました。
それを思い出して後悔で涙が止まらないけど相手の分も生きていこうと決意します。
タイトルの読みは「さくらレクイエム」です^^
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そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。

kurogaki
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