■一 ミク
 裏の小川の水面眺めて 胸に想うは染屋の娘
 祭りの宵に姉と連れ添う 今を盛りの白菊の花よ
 「玉屋」「鍵屋」「染屋の娘」
 照る火の朱に光るまなこや
 見よや 祭りの見物衆の
 見るは空か 地上の華か

   美女うち見れば 一本葛にもなりなばやとぞ思ふ 
   ※【囃し】
   “本(もと)より末(すえ)まで縒(よ)らればや
    斬るとも刻むとも、離れ難きはわが宿世(すくせ)”

 いざや
 荒物町の染屋の娘 姉と妹と並べてみたら
 姉は好かない朝顔の花よ
 妹いま咲く白菊の花

 君よ 恋し 床し 恋し 
 恋し 見ばや 見ばや 見えばや

■二 リン
 姉にゃ少しも望みはないが 妹ほしさに御立願かけて
 祭りの宵に一目見初めた 今を盛りの白菊の花よ
 一に岩船お地蔵様よ
 二には新潟白山様よ
 三は讃岐の金毘羅様よ 
 掛けた御立願かなわぬければ

 前の小川に身を投げ捨てて
 この身大蛇となりて
(ハク: 四には信濃の善光寺様よ
五に呉天の若宮さァまよ
六には六角の観音さァまよ
七ツ七尾の天神さァまよ
嗚呼)

 いざや

 荒物町の染屋の娘 姉と妹と並べてみたら
 姉は好かない朝顔の花よ
 妹いま咲く白菊の花

 くるりくるり 狂い狂い
 色に狂い 恋に狂い

■三
 くるりくるりと想いはまいて 水に燃え立つ蛍々
 花火の刹那 切なの面影  今を盛りの白菊の花よ
 八ツ八幡(やわた)の八幡(はちまん)さまよ
 九には熊野の権現さァまよ
 十で所の色神さまよォ
 掛けた御立願かなわぬければ

 荒物町の染屋の娘 姉と妹と並べてみたら
 姉は好かない朝顔の花よ
 妹いま咲く白菊の花

 くるりくるり 水を流し
 狂り狂り 巻きゃれ 巻きゃれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

荒物町歌詞まとめ

荒物町の染屋の娘 曲番入れ替えです

閲覧数:184

投稿日:2010/07/30 07:35:07

文字数:781文字

カテゴリ:歌詞

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