とある町とある時代に
無罪の男が処刑されました
その日の空はとても晴れやかで
振り向く顔はどれも咲いてます
彼は私の夫でした

「よかったね。」「素敵な日だ。」
「平和だね。」「さぁ乾杯を。」
「彼は死ぬということで
 誰かの為になった。」

晴れてます。
晴れています。
どうして泣けるのでしょう
晴れてます。
晴れています。
どうして悲しいのでしょう
晴れてます。
晴れています。
どうして止まらないのでしょう

あの日から時の流れに
追いつくことができない私です
外では子供達がはしゃいでは
恋人達が愛を紡ぎます。
彼は忘れられたのでしょう

聖なる日、花は咲き
この町は活気付く
肩を抱く誰かの声
「これでもう幸福だ。」

晴れてます。
晴れています。
どうして泣けるのでしょう
晴れてます。
晴れています。
どうして悲しいのでしょう
晴れてます。
晴れています。
どうして止まらないでしょう

彼の死を
「さぁ、笑いましょう」
彼の死を
「見送りましょう。」
彼の死に
「言いなさい。」
幸せになりました。

晴れてます。
晴れています。
どうして辛いのでしょう
晴れてます。
晴れています。
どうして悔しいのでしょう
晴れてます。
晴れています。
どうして許せないのでしょう

晴れてます。
晴れています。
どうして泣けるのでしょう
晴れてます。
晴れています。
どうして悲しいのでしょう
晴れてます。
晴れています。
どうして止まらないのでしょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

幸福な町

閲覧数:84

投稿日:2015/08/10 21:44:52

文字数:630文字

カテゴリ:歌詞

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