夏の夢を告げる記憶のかけら
遠い空にフッと浮かび上がる
それはまるで君のはかない姿
消えそな幻

忘れかけていたはずなのに
あの夏は終わったはずなのに
胸の奥で今もゆらめく炎
青白い幻惑

そっと小指でふれれば心が痛い
ずっとくすぶっている思いは苦しくて

夏祭り またどこかで
声重ね 響いている
涼し気な 浴衣の君は輪郭のない残像

まっすぐに 君がほほえむ
無垢な顔 胸をつらぬく
あの日から 時を超えて頬を伝う熱い涙

唐突に響いたツクツクボウシ
フッと思い出す二人の午後
むせかえるような夏草の匂い
季節は残酷

君だけがいない永久の輪廻
手が届きそうで届かぬ世界
罪を知らぬ神はいつものように
無邪気に引き裂く

きっとこれも夢さ 長い長い夢さ
パッと目を覚ませば君がいる気がして

夏祭り 世界中に
声重ね 響き渡る
ざわざわと 胸を焦がす熱に浮かされ続け

今もなお 忘れることなど
無垢な顔 できはしない
涙の意味 それは今も変わらない君への想い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夏祭り

以下の楽曲の歌詞募集をかけた後に浮かんだ、自作の歌詞です。

初音ミクオリジナル曲
https://piapro.jp/t/ELMC

【追記】
Банк Хацунэさんより提供していただきました替え歌を導入し、同氏よりアドバイスをいただきました部分の歌詞を調整しました。

閲覧数:295

投稿日:2023/10/21 22:08:27

文字数:432文字

カテゴリ:歌詞

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