愛しい君に届くように
今日も
僕は歌う
小夜曲(serenade)
君がいた場所で・・・

君と会えるのは
いつも夜
短い時間で
あっと言う間に
暖かい時は
夜空へ消えゆく
それでも僕は
幸せだった

僕の奏でる曲
君の優しい声
顔をお互い
時折
見合わせる
寒い夜でも
暖かかった

今はもういない
愛しい君に
意識薄らぐ中
僕は歌う
孤独な小夜曲(serenade)
あの場所で・・・

君の好きだった
静かな丘
二人だけの夜
会話するのは
照れくさくて
曲を奏でる
君の隣で

僕の隣で
自然に重なる
綺麗な和音
曲を無理矢理
長くする
ずっとずっと
聴いていたかったから

会いたいよ
聴きたいよ
君との和音
叶わない願い
孤独な小夜曲(serenade)
歌い続ける・・・

僕の頬伝う
真冬の暖かい滴
曲を紡ぐ
冷たい手に落ちる

君を想い続け
曲を奏でる
虚しく夜空へ
吸い込まれる
孤独な小夜曲(serenade)
君に届くことはない・・・

心の夜は明かない
曲は最終章
僕の生命(いのち)と共に
儚く終わりを告げる
孤独な小夜曲(serenade)
君の下へ・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

孤独な小夜曲(serenade)

大切な人と命ある者ゆえの別れのために、悲しむ主人公。
大切な人と歌った歌を奏で続けるが、あるのは虚しさ。
自分も力尽きるが、最期まで想い続ける。

閲覧数:32

投稿日:2011/10/06 14:32:58

文字数:492文字

カテゴリ:歌詞

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