A
淀んだ空気の中で波揺れる
オレンジ色の空が熱すぎるわ
私は壮大なお墓の上にいるのに
恵みの果樹園に清い冷泉
愛してやまない大切な人
すべてをこの大海に奪われてしまったのよ
それでも
B
不死の私は生きてしまった
ペガサスの私は死ねない
真珠の涙 この輝いたみなもに強く零して
波紋が津波に変わり私を飲み込めばいい
そしたらあなたに会いに行けるのに
C
声が痛くて出せない
あなたへのレクイエムも
水に溶けて消えたのだろうか
「サガポ マガパス」こたえて 海の底から
それが私だけのララバイになるの(なるの)
D
嗚呼 片隅で 一人泣いていた あのときに
「僕の町に来て」
そう言って手を引いてくれた救い主(嗚呼)
A
太陽で磨いた銀の指輪を
深く深く彼の元へ落として
交わされなかった契りを今結びましょう
馬引く戦車に神話の銅像
けれど何より愛しいあなたが
どこか遠くて懐かしいような気がするのよ
思うわ
B
こんな身体は 鉄の鎖で
碇に繋いでしまえばいい
世界じゃなくて私が沈んでしまえばいいのにね
カタルシスに抗った代償がこれなのかな
原罪の囚人服を脱ぎたい
C
呪われている私が
この町で二つの羽 羽ばたかせた罰なのだろうか
「デン・フテス・エシ」あなたはそう言うのでしょう?
優しいその思いが歯車を止める
Eああ かたすみで 一人泣いていた あのときに
「僕の町に来て」そう言って手を引いてくれた あなた
C
声が痛くて出せない
あなたへのレクイエムも
水に溶けて消えたのだろうか
「サガポ マガパス」こたえて 海の底から
それが私だけのララバイになるの(なるの)
呪われている私が
この町で二つの羽 羽ばたかせた罰なのだろうか
「デン・フテス・エシ」あなたはそう言うのでしょう?
優しいその思いが歯車を止める
アトランティス
歌詞の解説をするのは野暮なことと承知で致します。
幻の国アトランティス。
果樹園や冷泉があったそうです。
少女はペガサスです(比喩的な意味で。)。
ペガサスは「不死」の象徴だそうです。
少女は不死身で、地元では忌み嫌われていました。
「救い主」はそれを知った上で彼女の手を引きました。
そのときの彼女のうれしさは言葉にならないものだったでしょう。
彼女は彼と婚約しました。
しかししばらくして町は海に飲み込まれてしまいます。
彼は巻き込まれて死にました。
彼女は思ったでしょう。
「呪われた私が来たから」
そして彼女は彼と一緒に海で眠ることを決意します(彼女は死ねないので)。
だから彼にはレクイエム、彼女にはララバイなのです。
ちなみに「サガポ マガパス」はギリシャ語で「私はあなたを愛しています。あなたは私を愛していますか?」、「デン・フテス・エシ」は「君のせいじゃない」と言う意味です。
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