昔々あるところに、小さな夢がありました

誰が見たのか分からない、それは小さな夢でした

小さな夢は思いました

「このまま消えていくのは嫌だ・・・どうすれば、人に僕を見てもらえるんだろう」

小さな夢は考えて考えて・・・そしてついに思いつきました

「そうだ、人間を自分の中に迷い込ませて・・・世界を作らせればいんだ」

小さな夢は、まず一人の女の子を自分の夢に迷い込ませました



1番目アリス

女の子に小さな夢は剣を持たせました

剣を手にした女の子は、優しそうな顔を一変させ手当たりしだい色んなものを切り捨てていきます

子供も老人も構わず切り捨て、彼女は血に染まりました

誰もいなくなっても彼女は何かを切りたくて仕方ありません

彼女は森へ向かいました

彼女が歩くたび、血に染まった服からたくさんの血が滴り落ち赤い道を作り上げていきます

森へ入って動物たちを切り捨て、更に赤い道は続いていきます

小さな夢は思いました

「このままでは物語は続かない」

小さな夢は次に唄歌いの少年を自分の夢に迷い込ませました

ライセンス

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自分的解釈「人柱アリス」 一番目アリス

超俺様的解釈で「人柱アリス」を小説にして見ました
なんか色んな意味でサーセン。

閲覧数:1,100

投稿日:2009/01/17 21:58:03

文字数:465文字

カテゴリ:小説

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