虹色の鱗粉 生と死を振り撒く
一対の無垢なる翅 神の蝶が舞う
有限と無限の彼方
星星の歌が熄(や)んでも
冷えた銀河渡り
美しく飛びつづける
哀しみも瞋(いか)りも迷妄(まよい)も小さな喜びも
すべて溶かして
虹色の鱗粉 生と死を振り撒く
一対の無情なる翅 神の蝶が舞う
幽玄と夢幻の間(あわい)
星星の光 尽きても
歴史(とき)の果て越えて
清らかに飛びつづける
苦しみも痛みも絶望もささやかな幸せも
すべて溶かして
沙漠のなか ただ立ち尽くし
「意味」という名の白砂(すな) 掌で掬うけど
残らず零れ落ちて
見上げる蒼穹(そら) 遙か高く飛ぶ
一片(ひとひら)の蝶
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