A
流れゆく雲は
遠くで消えたんだ
私の知らない
街の上

制服を揺らす
風に苛立って
引きずる夏の
空蝉(うつせみ)になる

B
流行りを聴きながら
心は離れてくんだ
「わたしらしく」いろなんて
従順(いいコ)を突きつけられる

S
翔びたて少女 Rover(ローバー)
行き場の無い
明日(あす)を待つな、もうOVER
風になるんだ

点と点 繋いで
何をみつけたの？
線も円も遠く
私の向こう側


A
隠してた夢は
言葉に抹(け)された
無自覚は無罪の
教室で

ただ笑いとばす
ジブンが嫌いで
傷付く無性(むしょう)の
糸遊(かげろう)になる

B
あとがきから読んだ
本の始まりのように
決められた正解(こたえ)なんて・・・
盲目(いいコ)を刷り込まれてく

S
翔びたて少女 Rover(ローバー)
正解(こたえ)など無い
夢見がちなティーンエイジ
言わせておけよ

点と点 ばっか見て
失くしていったんだ
筆先に残るは
はじまりの色


S'
翔びたて少女 Rover(ローバー)
行き場の無い
明日(あす)を待つな、もうOVER
風になるんだ

点と点 繋いで
必死に描いてた 「ゼロ」


S
翔びたて少女Rover(ローバー)
愚かでもいい
夢見がちなティーンエイジ
謳歌しようよ

点と点 ばっか見て
見えなくなってるの
私の中にある
はじまりの色



ふりがなver.

A
ながれゆくくもわ
とおくできえたんだ
わたしのしらない
まちのうえ

せいふくをゆらす
かぜにいらだって
ひきずるなつの
うつせみになる

B
はやりをききながら
こころわはなれてくんだ
「わたしらしく」いろなんて
いいコをつきつけられる

S
とびたてしょーじょ ローバー
いきばの(ない)
あすをまつな、もうオーバー
かぜになるんだ

てんとてん つないで
なにをみつけたの？
せんもえんも(とお)く
わたしのむこうがわ


A
かくしてたゆめわ
ことばにけされた
むじかくわ む(ざい)の
きょうしつで

ただわらいとばす
ジブンがきらいで
きずつくむ(しょう)の
かげろうになる

B
あとがきからよんだ
ほんのはじまりのように
きめられたこたえなんて・・・
いいコをすりこまれてく

S
とびたてしょーじょ ローバー
こたえなどない
ゆめみがちなティーンエイジ
いわせておけよ

てんとてん ばっかみて
なくしていったんだ
ふでさきにのこるわ
はじまりのいろ


S'
とびたてしょーじょ ローバー
いきばのない
あすをまつな、もうオーバー
かぜになるんだ

てんとてん つないで
ひっしにえがいてた 「ゼロ」


S
とびたてしょーじょローバー
おろかでもいい
ゆめみがちなティーンエイジ
おうかしようよ

てんとてん ばっかみて
みえなくなってるの
わたしのなかにある
はじまりのいろ