象牙の塔の地下10階 濁世(じょくせ)逃れて幾星霜
今日もこだます声なき声 
さかしま男 天井面よりぶら下がる
頭骨は地球の内核へ かかとは天の北極星へ
地軸貫き天を蹴る 
さかしま男 自称世界の中心線
さかしまなれば地の底は天に
さかしまなれば逆立(ぎゃくりつ)こそ正
さかしま男
虫喰い床に満天の きらめく星々幻視する
さかしま男
訪れる者なき彼だけの ただ彼だけに見える夜空を

眠れぬ町もまどろむ頃 夜見る夢は昼に撫で
今宵もこだます笑みなき笑み
さかしま男 寝床のけぞり起床体操
道理踏まえず無理を突き 頭に登る血心地良く
未知への飛行?既知への遡行!
さかしま男 自称原初への漸近線
さかしまなれば地の底は天に
さかしまなれば逆立こそ正
さかしま男
虫喰い書架に幾万冊の 古代の叡智を幻視する
さかしま男
語る相手なき彼だけの ただ彼だけの言葉の海を

「ああ世界よさかしまなれ」

逆立こそ正 地の底は天
地上の者たち眼下におさめ
未来は過去に頭(こうべ)を垂れる

さかしま男 ついに頭に血が登り果て
満天の綺羅星めがけて落ちる
夜空に沈む男を包む 崩れ倒れた書架の海
象牙の塔の地下10階 地上の濁世より忘れ去られた
自ら望み逆さに吊った 
そんな 
ある男の顔無き肖像

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

怪奇さかしま男

非常に厭世的でノーフューチャーな内容になってしまいました。

閲覧数:133

投稿日:2012/04/05 01:04:28

文字数:545文字

カテゴリ:歌詞

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