両目で見る世界は 完全で
片目で見る世界は 不完全
当たり前のこと


色も音も感触も
全部ぼやっとしてて
片目の世界で生きてる
僕にとっては当たり前で

「固いもの」も
「柔らかい」と
離れてく 人たち
いつしかひとりぼっち

人の腕ちょうど二本分
心の距離らしいけど
僕と他の人の間には
それ以上の距離があるらしい



口を動かすこと
おっくうになってきた
動く事も
なんとなく面倒臭くて

食べかけのスナック菓子
手を伸ばすのが面倒で
そのまま 動かず
どこかを見やる

二本分の腕を
伸ばされてもつかめなくて
その手さえも引っ込んで
ああ片目だけじゃ足りないよ

本当に

足りないよ
泥に埋まる気持ちで
疲れた体を

埋める

いままでいろいろあったけど
このままじゃいけないのも
知ってる


無邪気に女の子は
こんな僕に手を差し出して
「片目の世界を見てみたい」

暖かい笑顔に柄にもなく
惹かれて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

片目の世界

久しぶりに歌詞を冬華です。

閲覧数:1,146

投稿日:2012/03/09 14:24:57

文字数:410文字

カテゴリ:歌詞

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