待宵草(まつよいぐさ)

ほのかな恋は 朽ちてく

その花は咲く 強く 淡く


いつまでここにいる?

想うは陽炎(かげろう)の 火遊びで

跡形もないのに 私をかき乱していくの


ほのかな恋は 朽ちてく

その花は咲く 強く 淡く

塗り変えたくて 泣いても

泪(なみだ)はすぐに 乾く だけで


逆らえやしないの 歯車は一つじゃ動かない

徒花(あだばな)の私に ぶつける術(すべ)は何もないの


ほのかな恋は 朽ちてく

その花は咲く 強く 淡く

どんなに強く 想えども

運命(さだめ)は変わらず 枯れる だけよ


月夜に応えて 咲く花

凛々しく咲いた 嗤う ように

焦がれ続けて 咲く花

待宵草は 今宵も咲く


ほのかな恋は 朽ちてく

その花は咲く 酷く もろく

どんなに強く 想えども

運命(さだめ)は変わらず 枯れる だけよ


待てども決して 来ぬ人

待つ宵 儚し 君を 想う

ほのかな恋は 朽ちてく

その花は散る 酷く もろく

強く 淡く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

待宵草(選考落ちにより、曲募集中です)

raiderさんのhttp://piapro.jp/t/C4ZIへの応募用です。
テーマの花は「待宵草」です。 夜に咲く花です。花言葉は「ほのかな恋」。それと、宵を待つニュアンスが切なかったので重ねてみました。

※解説
設定的には、現代社会ではなく、どれくらいでしょう?大正とか、明治くらいです。文通くらいしか連絡手段がないくらいの時代です。想い人を想って夜に外に出てみると、月夜に呼応して待宵草が咲いているというシチュエーションです。
待宵草に自分を重ねて、朽ちるとか、枯れるなどといった表現を使っています。想い人は身近にいるのではなく、遠くに言ってしまって、自分だけが片想いしている感じです。 長々と失礼しました。

※語彙
徒花…咲いても実を結ばない花
待つ宵…想い人を待つ夜

※音数の調整をお願いしたい部分
歯車は~…「一つ」
どんなに強く~…「想え」
運命は変わらず~…「変わ」
月夜に応えて~…「応えて」

8/16 選考落ちいたしました。只今フリーですw

閲覧数:207

投稿日:2015/07/25 09:35:13

文字数:446文字

カテゴリ:歌詞

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