鶏がなく頃に

季節が変わると わずかに綻ぶ
怖がり僕らは 心の中でわずかに反響
すべてを吸い込む 朝もやの中を
静かに踏みしめ この空間を飛び出したんだ

この先暗い道を どこまで進めばいい?
壊れたラジカセを 流しながらゆく

戸惑いながら笑う 木枯らしの声にさえ
驚かないように 隠れて息をする 

寝台列車に乗って 見えない先を超えると
すべてが消えてなくなると思うと 怖くて
言葉のかけら集め 鶏たちの声が今も
聞こえているよ

季節が変わると 寒さに震える
怖がり僕らも 疲れ果ててしまっているので
温かい光 求めてさまよう
何にもないけど 生きるすべを探しながらゆく

閉ざされた未来から どこまで悲しめばいい?
壊れたかけらは どこにもないけど

静かにさえずんでる 人ごみの声にさえ
見つからないように まとめて息を吸う

小さい小屋の中で 小さく生まれた「赤子」
部屋を照らす電灯の明かりも 見えなくて
凍える寒さの中 丸くなって泣く声も 
響いているよ

悲しい 響きさえ
寂しい レクイエム
ぼかした 一滴
零れた 午前四時

まだ生きているのか
もうすぐ 死ねるのか
わずかの 生き物も

すべてむくわれる

答えを探して こんな場所まで
生きていくことにも疲れて いつまで
言葉のかけら集め 鶏たちのこえは今は
聞こえないから

そして 見えなくなるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鶏がなく頃に 【歌詞】 

閲覧数:130

投稿日:2010/09/11 09:13:48

文字数:590文字

カテゴリ:歌詞

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