あっという間に空が暗くなって
街のあちこちに明かりが灯る
降り始めた雪を手袋に乗せると
君がくれた愛みたいに消えていった
あれからもう1年も経ったんだね
僕の時間はずっと止まっていたのに
サンタなんかいないと気付いたのは
一体いつ頃だっただろう
大人になれば甘い夢から覚めていく
そうして新しい陽を浴びるんだ
だけどきっと僕はまだ夢の中
ないはずの愛を探している
冷たく冴えた夜の雑踏に紛れて
あの日の温もりがまだあるかもしれないと
足跡一つない銀世界みたいに
君は誰よりも綺麗だったね
人の醜さなどつゆほども知らない
透き通った瞳に惹き込まれていた
もしかして君のあの美しさも
ただのおとぎ話でしかなかったのか?
僕が君に何をあげられたなら
今も隣で笑えたかな
一人になると甘い夢へと手を伸ばし
かじかむ指先がまた宙を切る
君が僕を忘れてしまう度に
最後の言葉が胸に響く
淡く瞬く星の輝きに隠れた
あの日の愛しさがまた時間を引き伸ばす
きらびやかな木の下で白い息に手をうずめ
君を待っていた時間が僕を置いていく
冷え切っていた手さえも心地よく感じられた
僕の幸せは君には役不足だったのかもね
サンタなんかいないと知っていても
心のどこかはまだ目を閉じ
大人になりきれない夢に浸かっている
月が沈んでも陽は出ないまま
だけど君は朝日に導かれて
新しい恋を掴むだろう
冷たく冴えた夜の雑踏を掻き分け
あの日冷えたものをまた温めなおすため
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