時のアムネシア(時の記憶喪失)

赤く見えた月　そこは自分の闇
世界は広く　特に周りは見えない
僕はここにいて　何も覚えていない
名前も知らない　君は一人泣いていた

ここは　危険な毎日
早く一緒に逃げ出し空を見よう
でもね　今はまだ準備が
できていない　明日の朝準備しよう

僕はまだここに

先へ先へまた　なっちゃって
今日も　君をただ眺めてさ
約束の希望の道　無視しているんだろ

後へ後へまた　引きずって
いつも　自分をただ置いてって
明日の予定も立てぬまま　平気な顔でいるな

時はまた過ぎて　ここに2人ともいる
君の涙は　すでに枯れてしまってた
「まだここにいるの？」そう君は呟いて
このままではいけない　早くこの先に行こう

ここで　今と過去と未来を　そう
現実への　時間を思いだした
君と　僕は中で暮らしてた
たった二人の時計の針だった

僕はいままでは

先へ先へまた　なっちゃって
今日も　君をただ眺めてさ
時計の文字盤の中　立ち止まっていたろ

後へ後へまた　引きずって
いつも　君はただ待っていた
これから二つの針はまた　時を刻むだろう