薄暗い部屋の隅っこ
光当たらぬ引き出しの奥
空も星もない世界の端っこの
ガラクタばかりの玩具箱

安寧しか知らなかった
仮初の平和を享受して
世界が回る速度に身を任せ
明日も続いていく筈だった

壁掛の日めくりカレンダー
酷く青ざめた声、土曜日
「何処を如何探しても明日が見つからないの!」

安寧しか知らない世界に
抗う術がある筈も無く
世界が終わる速度で崩れてく
ガラクタばかりの玩具箱

信じない者
逃げ出す者
居もしない敵に立ち向かうもの
ただ一つ誰もが理解してること
この世界に明日はもう来ないこと

誰かが言う
「どうせ終わるなら、最後に一幕だけ踊ろうか。」
「何もかも笑い飛ばせる様な喜劇がいい。」と。

くだらない世界の
終わりに相応しい
くだらないガラクタの
ハッピーエンドを!

観客の居ない客席に響く
開幕の歓声

昇ることのない日が沈み
終幕の輪郭が鮮明になる
長くなる影を振り払う様に
「歌声を!」



例えば「世界の終わり」という名の
一枚の絵が描かれるとしたら
誰一人として欠ける事無く
笑顔でありますように

lalala...

くだらない世界だったけれども、どうしようもなく愛してました


「さあ御別れの御挨拶を。」
「さようなら、また御逢いしましょう。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

午前零時の大円団 歌詞

閲覧数:220

投稿日:2010/12/06 03:08:14

文字数:548文字

カテゴリ:歌詞

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