国王も亡くなり、王女が幼いので王位についた王妃も病床に臥した時、王妃は王女と召使を呼び寄せた。
「二人とも、よくお聞きなさい。今まではまじない師の予言に従ってきたのですが、私はその予言はおかしいと思い、真実を告げます。」
「……。」
「王女と召使は双子。召使はれっきとした我々王家の一員なのです。」
二人には衝撃だった。
「そんな予言でたらめですわ!お母様!」
王女は叫んだ。姉弟同然に接してきた召使が、自分と双子で、かつて王子としての資格を持っていたのだ。何者かの策略が絡んでいるとしか、王女には思えなかった。
「私もそう思ったのです。リン。しかし、国王陛下――あなたのお父様は国の未来と私たちの未来を案じ、裏で糸を引いてる者たちの言うことにしたがってしまったのです。」
さらに王妃は続ける。
「リン、未来の女王。あなたには、お前の召使を、王子として、未来の王とさせることもできます。余命いくばくも無い私にはもはや決める時は無い…。あなたが決めるのです。」
「レン、あなたはどうしたい?」
王女は、自分は王子と告げられた召使に尋ねた。
「国を治めるなんて、本当はすごく大変で、面倒で、わずらわしいことだとずっと思ってきた。そんな大変なことを、私はレンに押し付けたくない。レンが望むなら、王位はあなたが継いでもいいし、私と一緒に国を治めることもできる。レン、あなたはどうしたい?」
しばらく黙って、召使は答えた。
「僕は、あなた様におつかえする、卑しい召使です。あなた様には大変大きな重荷がのしかかるとは思います。ですが、僕には王家の一員となる資質は持ち合わせておりません。僕は陰ながら、王女様の政治をお助けしたいのです。」
「…いいの?私と同じにならなくて。」
召使は頷いた。彼は召使としての未来を選んだ。
「お母様、私がこの国を責任持って治めます。世の悪を憎み、滅亡させる思いで、民衆と歩んでまいります。」
「…その言葉で、安心しました…。リン、頼みましたよ…。」
王妃は最後の謝罪を述べた。
「レン…、ごめん…な…さい…。」
「王妃様!」
「お母様!」
王妃は亡くなった。さらには
「私と召使の身分を引き裂いた者たちを根こそぎ捕らえておしまい!」
と、かつて、王女の背後で政権を握ろうとしてた家臣を捕らえ、処刑した。
王女はこの世のあらゆるものを、疑い、憎み、滅ぼそうと悲しい運命と向き合いながら生きることになるのだった…。
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