「あのさ・・・・・、って聞いてる?」
「ねぇ、何で何も言わないの?」
「ちょっと、聞いてる?ねぇ、【答えて】よ」
君がつぶやいた言葉で僕は侵食されていく。
対抗する気も、何一つとして起こらない。
あぁそうだった。僕は人形で、君に操られていたんだっけ。
君が口に出す言葉は、僕にとっては呪いの魔法。
でもそれに気づかずに、君は僕に言葉を浴びせる。
《操られてるためだけに生まれてきた》なんて、
悲しすぎることじゃないか。でも、もういいや。
どうせ僕は操り人形。糸が切れればもうオシマイ。
捨てられていく運命ならば、今はこうして黙っていよう。
「ねぇ、これ買って!いいでしょ?別に♪」
「なんかツマンナイな~。面白くないもん」
「はぁ、飽きちゃった。もういらないや。バイバイ」
君が吐き出す言葉で僕は犯されていく。
惨めになって、それでも快感が僕を攻める。
あれ、もしかして、僕はこの現実を望んでいたんだっけ?
君が行う行動は、僕にとっては束縛の呪文。
それに気づいていても、君は僕に呪文を与える。
《自分の気持ちも伝えられない》なんて、
無性に切なくなるのはどうしてだろう。
どうせ僕は操り人形。朽ち果ればサヨウナラ。
燃え尽きてしまう運命なら、今は快楽に沈んでいよう。
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