草原を駆け抜けた微風は
無防備な頬には少し冷たい
果て無く続く大地に溢れた
インクは風景を黒く塗り潰した

助手席から君を手繰り寄せた
握ったその手は少し汗ばんだ
静寂恐れて煙草に火を付けた
見つめ合う二人を包む噎せ返る香り

気付けば風は雲を遠くに押し退けて
月の光は暗闇を照らすから
湧き上がる想いは、永遠を望み
衝動に唇を噛み締める

「雲ひとつ無いあの夜空。きっとこれは二人が結ばれる事が正しい事だって証なんだ。」
貪るように激しく身体重ねた


あれから幾重の満月の夜を通り過ぎ
今では失う物はもう無くなった
「もう寂しさなんて忘れたよ。」
なんて言える日がいつかは来るのかな

勇気のない私だけど 人を信じ切れない私だけど
いつかは私を愛してください でも触れない 君を汚したくない
君の心覗く度に 私の心は傷を負い続ける
もう君を想ってはいけないの? 君の眼には私は映らないの?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Full Moon

6年前の幸福感 は その6年後の絶望感 に繋がって行く

閲覧数:114

投稿日:2014/09/13 22:25:22

文字数:396文字

カテゴリ:歌詞

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