長かった夜が終わる
星が降りて 月が降りて
静かに静かに 私の最期が降りてきた
碧い海に 夜明けの星ゆらぐ

きらきら波が歌ってる もう歌えない私のために
ゆらゆら魚が泳いでる もう泳げない私のために

誰が笑っても 誰が泣いても
私はとても幸せだった

最後の空 キレイな雲
もう朝日は射してしまった
私の水しぶきもキラキラ光るかしら

澄んだ海は見たこともない青さで
こぼれた涙も隠してくれた
あなたのために得た 足の先からゆっくりと
私は泡になっていく

あなたを映したこの眼
あなたを聴いたこの耳
あなたを刻んだこの体

届かなくても叶わなくても
すべてが泡になっても

私はあなたを愛しています。

だから私は泡になる

だから私は、泡になる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

泡の人魚

数年前、絵とセットで書いたもの
人魚姫が泡になるシーンを描きたくて

色々な感情が生まれる物語
恋をして 悩んで 苦しんで 憎んで どろどろと濁って でも
泡になる瞬間は、とても綺麗だったんじゃないかなあ


ミクのイメージと重なるところがあって
ここに投稿させていただきました。

閲覧数:229

投稿日:2010/04/13 07:33:32

文字数:328文字

カテゴリ:歌詞

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