『桜嵐』

強い風が視界を遮り 
見えたのは散る桜 
美しく悲しい 儚い世界 
 
無機質のビル群が淑女を装い 
渦巻く桜 舞い上がる桜 
綺麗 だけど切なくて 
 
散る間際の言葉 
赤き着物か白き着物か 
混ぜ合わせれば こんなに儚い 
桃色に彩られた空虚な世界が 僕を包む 
 
 
桜 
嵐の風に散って舞い 
桜 
ゆらゆら儚く落ちていく 
風が 僕の体を包む 
桜の花びら 想い出の一欠片
肩に一つ二つ つけていく 
 
 
 

花が咲き散るまでの 僅かな時間
とうや土筆が芽生えるまで 
この瞬間だけに 総ての命を掛け 
色鮮やかさ 
それだけを残して儚く散り往く 
 
鮮やかに咲き誇り 
華麗に散るさまは 
いつか忘れた心を 
呼び覚ます 
深い深い 心の奥から 
 
嵐 
それは鮮やかさを運ぶ風 
嵐 
それは終わりと始まりを告げる風 
桜嵐
悲しみと希望 詰めた呼声 
吹き荒び止む頃には 
もういない 桜はもういない 
 
 
 
桜 
それは人の儚き命 
嵐 
それは桜を運ぶ風 
桜嵐 
それは人の生きた鮮やかな証
桃色の世界に包まれて 
僕もやがて 桜になる 

ライセンス

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桜嵐

敷島の大和心を人問わば、とはよく言ったもので。
桜の美しさと儚さは、まるで命のように。

この季節だからこそ感じる桜に、命を感じていただけたらと思います。

閲覧数:38

投稿日:2015/02/16 20:06:08

文字数:550文字

カテゴリ:歌詞

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